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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

ケース11:本人と家族の意見が違い過ぎる!

2018/11/28 配信

相談者:40代男性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:70歳代男性。1カ月前、足の骨折で入院、要介護1。入浴は難しいものの、食事や排泄は自立している。4年前に妻と死別。その後、長男と自宅で生活している。口癖は「施設はいやだ。家で死にたい」
家族:長男、40歳代独身。日中は仕事で外出。父親との折り合いが悪く、家にいてもほとんど口を聞くことはない。家計は長男の収入で支えられている。
◆サービス利用状況
ショートステイを利用中

主介護者であるべきご家族とご利用者の意見が違い過ぎて困っています。

ご利用者は1カ月前、骨折で入院しましたが、その後、日常生活は何とか自分でこなせる程度まで回復しました。そこで、主な介護者になる息子さんに在宅介護に関する相談に行ったのですが「…おやじ、戻ってくるの?」とひどく渋い顔。そして、「自分も仕事があり、家に戻られても対応できない。なんとか施設にでも入れない?」と自宅での受け入れを拒否しました。

その話をご利用者にすると、「…ドラ息子め…自分の家に帰って何が悪い!」とお怒りの様子。ただし、生活資金は息子さんが出していることもあり、結局は施設入居を検討しました。ただし、要介護1では特別養護老人ホームには入れません。かといって有料老人ホームに入るほどの収入もなく、とりあえず、ショートステイに入ってもらっています。

しかし、いつまでもショートステイで対応し続けるわけにもいきません。ご利用者も3日と空けずに私を呼び出し、「施設はいやだ。家で死にたい」と訴えます。そのことを息子さんに伝えてはいますが、「帰ってこられたらこっちが困る。ショートでも何でもいいから、とにかく家に帰さないようにしてくれれば、それでいいから」と、取り付く島もありません。

一体、どうしたらいいのでしょうか。アドバイスをお願いします。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

まずは息子さんに、ショートステイは原則長期利用できないことと、仮に長く利用できたとしても、限度額を超えてしまうので費用がかさむことを説明しましょう。さらに、他の施設の料金も提示した上で、その費用の負担が可能かどうかを考えてもらうのもよいでしょう。

その上で、自宅で父親とともに生活するとしても、デイサービスやショートステイを併用すれば、父親と「距離」を置いて生活できることを提案するのもよいのではないでしょうか。それでも、施設をと強く望むのであれば、ケアハウスの利用の提案も考えられます。

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