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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

ケース20:ブレーカーが落ちるたび、訪問を強いられる古い家

2019/06/06 配信

相談者:40歳代男性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:80歳代女性、独居。数年前、大腿骨を折った後、回復が思わしくなく要介護1。また、心臓病の持病も抱えているため、歩行がおぼつかない。トイレまでは、壁や家具、手すりなどで伝い歩きをして行き来する。食事は自立。入浴は介助が必要。
家族:妹、60歳代女性。自立。死んだ父の再婚相手の連れ子だったため、利用者との血のつながりはない。隣の市で暮らしていて、たまに電話連絡をする程度。ほとんど行き来はない。
◆サービス利用状況
福祉用具貸与(歩行を補助するための杖)、福祉用具(住宅改修)、デイサービス(週3回)

利用者は築50年ほどの一軒家に住んでいます。問題は簡単にブレーカーが落ちてしまうこと。「照明とテレビをつけ、エアコンを使う」くらいまではなんとかなりますが、そこに炊飯器や給湯器が加わると、もう落ちてしまうのです。

足が悪い利用者は、ブレーカーを戻すことができません。だから、いったんブレーカーが落ちると、利用者はエアコンも電気も使えないまま、誰かの訪問を待つしかない。

そんな時、対応するのは比較的近くに住んでいる私です。ただし、すぐに駆け付けられない場所にいる時もあります。猛暑日が続く夏にブレーカーが落ちてしまい、即応できなければ、それこそ命にかかわります。何か良い方法はないでしょうか。アドバイスをお願いします。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

ブレーカーが落ちるたびに対応されている点には頭が下がります。ただ、あなたのその対応が「ケアマネさんは何でもやってくれる」という誤解を生んでいるのかもしれません。

対応としては、ケアマネの仕事を明確に伝え直した上で、根本的な改善を図りましょう。具体的には、契約アンペア数を見直すよう、利用者に提案してはどうでしょうか。工事の立ち会いなどをお願いされるかもしれませんが、それでもブレーカーが落ちるたびに呼び出される負担は軽減できます。何より、夏場の利用者の安全を思えば、早急な対応が必要ではないでしょうか。

なお、工事が実施されるまでの間は、ご利用者らと「エアコンを使っている間は他の家電は使わない」という取り決めをし、ブレーカーが落ちるのを回避しましょう。

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