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介護者の“介護疲れ”に関する調査結果<毎日新聞社との共同調査>

ケアマネの55%が「介護殺人・無理心中」を危惧

介護者による虐待や無理心中など、在宅では、介護にまつわる悲惨な事件が後を絶ちません。たとえ事件に至らなくとも、心身ともに追い詰められ、ぎりぎりの状態で介護にあたっている人が多くいることは、容易に想像ができます。
ケアマネジメント・オンラインは、毎日新聞社と共同で、「介護者の“介護疲れ”」についてアンケートを実施。ケアマネからみた介護者の実態に迫る調査を行いました。
調査は、2016年1月28日~2月3日の7日間、会員の在宅系ケアマネを対象に実施し、730名から有効回答を得ました。

回答したケアマネ属性

回答したケアマネの性別は、「男性」が286名(39.2%)、「女性」が444 名(60.8%)でした。
年齢は、「50代」が278名(38.1%)、「40代」が249名(34.1%)で、40代~50代が約7割を占めています。
勤務先は、「居宅介護支援事業所」が672名(92.1%)でした。

93%のケアマネ、介護者が追い詰められていると感じた経験「ある」

「介護者が心身共に疲労困憊して追い詰められていると感じたことはありますか」という質問に対し、「ある」と答えたケアマネは679名(93.0%)にのぼりました。

追い詰められた介護者の年代、「60代」が多い

「追い詰められている」と感じた介護者は、「60代」が特に多いことがわかりました。

追い詰められた介護者は、「暴力的な言動」に出る傾向

「追い詰められている」と感じた介護者の状態は、「利用者に対する暴力的な言動があった」が58.6%で最も多く、追い詰められると介護者は暴力的な言動に及びやすいことが推測されます。そのほか、不眠や落ち込み、経済的困窮など、疲労困憊した介護者は、様々な状態に陥っていることがわかりました。

82%のケアマネ、なんらかの対応「できた」

「追い詰められている」と感じた介護者に対し、ケアマネとしてなんらかの対応ができたかどうかをたずねたところ、「できた」と答えたケアマネは81.6%で、残る18.4%のケアマネは「できなかった」と答えました。

ケアマネのとった対応とは? 対応できなかった理由とは?

なんらかの対応が「できた」と答えたケアマネの具体的な対応として、ほとんどの人が「悩みを聞いたり相談にのった」(93.7%)や「負担を減らすために介護保険サービスを増やした」(85.4%)をあげました。

一方、「できなかった」と答えたケアマネの半数は、その理由として、「自分がどこまで関われば良いのか分からなかった」(54.4%)と回答しました。

55%のケアマネ、殺人や無理心中を危惧

介護にまつわる殺人や無理心中が相次ぐなか、自分の担当する利用者やその家族でそのような事件が起きてもおかしくないと感じたことがあるケアマネは、54.8%であることがわかりました。 報道されるような事件は、決して特殊なケースではなく、どこでも起こりうるものであることがわかります。実際に回答したケアマネのなかにも、そのような事件を経験した人がいました。

介護者の支援に必要なものとは?

「追い詰められた介護者を支援するために特に必要なこと」を、ケアマネの立場から回答してもらったところ、「夜間や緊急時に対応できるサービスの充実」(68.2%)が最も多い結果となりました。現行の介護保険制度にも、「短期入所生活介護(ショートステイ)」などのサービスはありますが、まだまだ不足していると感じているケアマネは多いようです。
そのほか、「在宅介護者への経済的支援」をあげたケアマネも62.3%いました。

困難事例・過剰相談がケアマネの大きな負担に

ケアマネの仕事で、特に負担が大きいと感じる業務についてたずねたところ、「困難事例(身寄りがいない、介護拒否など)の対応」が544名(74.5%)で最も多く、次いで「介護者からの過剰な相談(頻繁、長時間)対応」で515 名(70.5%)と続きました。
介護者の“介護疲れ”に注目が集まるなか、ケアマネの負担の大きさも浮き彫りとなる結果となりました。

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