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生活援助多いケアプランの届け出義務化に関するアンケート結果

約8割のケアマネが否定的な受け止め

■調査結果
回答者:「ケアマネジメント・オンライン」会員ケアマネジャー336人、 調査期間:2018/2/16~2018/2/27

今回は2月に実施したワンクリックアンケートより、「どう思う?生活援助の多いケアプランの届け出」をお送りします。
このテーマの投票数は336件。コメントも多く寄せられました。投票結果は「なんでそんなことを義務化にするのか、意味がわからない。反対!」と答えた人が40%で最多となりました。次いで多かったのは、「もろもろの手間とかを考えると、なんだか釈然としない」の39%。「ケアプランの質向上が期待できるだろうから、賛成!」は13%、「届け出て変更を促されるだけなら、まあ、いいか」は8%でした。

(n=336)

どちらかといえば否定的に受け止めている人(「なんでそんなことを義務化にするのか、意味がわからない。反対!」と「もろもろの手間とかを考えると、なんだか釈然としない」の合計)は79%に達しました。
否定的に受け止めている人の意見では、「手間が増えるだけ!」「手間が多くなるいっぽう保険者の意見が参考になるか疑問」など、届け出に伴う業務負担の増加に不満を感じる声が多く寄せられました。また、単に回数が多いというだけで届け出を義務化することを問題視する声も多く見られました。
一方、変更を肯定的に受け止めているケアマネ(「ケアプランの質向上が期待できるだろうから、賛成!」と「届け出て、変更を促されるだけなら、まあ、いいか」)の中には、制度変更がケアプランの質やサービスの内容の向上につながると前向きに考える声も寄せられました。

否定的な受け止め、その1:業務負担増をどうするのか!?

「手間が増えるだけ!」
「手間を増やすなら手間賃よこせ」
「手間を減らす事を考えて欲しい」
「義務化は反対。自治体もケアマネも余計な仕事が増えるだけだと思います」
「毎回ケアマネの変更が多くコリゴリだ!」
「これはサ高住対策ですか?要介護度に関わらず必要な場合もあります。これ以上手間(業務量)を増やされるのはごめんです!」
「提出に行くだけの時間が惜しい」
「地域包括職員です。ケア会議の負担が増えそうです」
「手間がかかりすぎ。地域資源はそんなにないし、あっても費用が高くて使えない」
「書類が多くなりすぎ、もっと簡素化できないのだろうか。介護はお金でモチベーションあがるが、ケアマネは業務負担が増えるだけ」

否定的な受け止め、その2:なんで回数だけで判断?必要だとわかっていない?

「必要だから位置付けているのに回数だけで判断されるのはおかしいと思う」
「必要だからプランを作成しているのです!!」
「生活援助があって自宅で過ごせる利用者が多いのに、わかっていない」
「生活援助によって生活の質が維持できる人もいるのではないでしょうか。ケアマネは安易に計画しているわけではないです」
「精神疾患や認知症のため専門職による生活援助が複数回必要な方は居ます。自宅での生活を諦めて施設に入れということなのか」
「生活援助は本当にそれが無ければ生活できない方々のためのものです。『自分の身の回りのことは何とか頑張るから』という声を聞いて」
「脳梗塞等疾患で生活援助が必要な為導入しているのに、そのことの説明が必要などと言われるのは心外」
※激しい批判や怒りの声!!
「給付抑制にしか思えない」
「給付を削るためにあれやこれやしようとしているが、美味しく食べる・清潔な場所で寝るという生活は守れないのか」
「いっそのこと生活援助なくなってしまえばいい」

肯定的な受け止め:ケアプランやサービスの質向上が期待できるかも!

「不必要なサービスを入れ、自助努力ということを全く考えていないケアマネが多いことも事実。一度メスを入れるのもよい」
「サービスありきのプランは見直すべき。こういうのがないと、いつまでも、ケアマネの質があがらない」
「利用者や家族のことを理解した上で、適正なプランが立てられると思う」
「明らかに生活援助回数が多いケースがあるので、その理由をケアマネ自身再確認するためにもいいと思う」
「同一建物内での過剰な訪問介護抑制につながるのでは」
「ケアマネの質に差がありレベルの低いものもあると思います。その統一も考えると賛成です」
※なんとも微妙な意見も…
「利用者に本当に必要か判断できるのであればよいと思うが、市区町村が保険料を減らしたいがために変更するなら意味なしと思う」
「厳しい財源事情が反映されたものと解釈しています」
「地域ケア会議で何を判断するのかよくわからない」

終わりに

既に導入が決まっている「生活援助の多いケアプランの届け出の義務化」ですが、ケアマネの間では、どちらかというと否定的に受け止める人が多数派であることが分かりました。この変更を現場がスムーズに受け入れるには、負担軽減などの工夫と丁寧な説明が不可欠ではないでしょうか。

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