<感染症>インフルエンザの予防接種「今年はしない」が54%――世帯所得別調査


2012/12/12 09:00 配信   | 業界ニュース

病院・医薬品・医療情報サイトを運営するキューライフ(QLife)は、世帯所得別にインフルエンザの予防接種や治療法の意識や知識の違いについての調査を実施し、その結果を報告した。

インフルエンザの予防ワクチン接種はおおむね大人1回で3,000~3,500円の価格帯が多くみられ(公的助成ない場合・2008年QLife調べ)、 これを負担に感じる生活者もいる。長引く景気低迷や経済格差の拡大で予防接種を受ける割合が減ると集団感染リスクが高まり、接種メリットの減少が危惧されていることが、今回調査するきっかけとなった。

調査の結果、「予防接種」は、世帯所得差によって接種意欲やその理由に差があったが、「治療」については、薬剤に関する知識の度合いや使用経験の面で、世帯所得差による傾向は特に見られなかった。
自費診療の「予防」で顕著な差があるのに対し、保険診療の「治療」で差が見られないのは、国民皆保険制度の恩恵といえる。逆にいうと、日本社会で「経済格差」が広がっている(ジニ係数の推移など)現代においては、病気の「予防」格差が生まれ始めており、特にインフルエンザのような感染症においては個人レベルだけでなく集団レベルでの格差が始まっている可能性がある、とまとめている。

【調査の概要】
■調査対象:一般生活者

■有効回収数:1,000人

■調査方法:インターネット調査(QLife会員ではなく、外部の大手リサーチ会社のモニターを活用)

■調査時期:2012/11/9~2012/11/10


主な調査の結果は以下の通り。

■インフルエンザ予防接種「すでにした」「するつもり」は過半数に届かず。所得別で意欲に差
今シーズンのインフルエンザ予防接種の意向・実施について、「すでにした」は11.4%。「するつもり」を加えても46.2%と過半数に届いていない。また、世帯所得別で接種意欲に差があり、「すでにした」「するつもり」と回答した所得401~600万円世帯が41.6%であるのに対し、所得1,001万円以上世帯では51.4%と10 ポイント近い差がついた。

■インフルエンザ予防接種に半数以上が「高い」と感じている
予防接種の値段は、60.2%が「高い」と回答。所得1,001万円以上世帯においても51.2%が「高い」と答えており、予防接種の費用対効果についても疑問を抱いていることが分かった。

■インフルエンザの予防行動について、世帯所得間で「格差」が発生
世帯所得が401~600万円世帯と1,001万円以上世帯において、予防行動に格差があることが分かった。「昨シーズンの予防接種の接種率」では8.4ポイント、「今シーズンでの接種意向」では8.8ポイント、「予防接種しない主たる理由が費用である」では16ポイント、「予防接種の値段が適正と思う」では16.4ポイントと差が見られた。

■インフルエンザ治療薬や治療の注意点など、治療については世帯所得間の「格差」はない
「解熱剤として特定の薬以外は使わない方が一般的に良い」など、インフルエンザ治療における患者側が注意すべき点の認識の割合や、インフルエンザ治療薬の認知・使用経験など、治療フェーズについては、予防フェーズで見られたような世帯所得間格差は見られなかった。

◎株式会社キューライフ

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【ケアマネジメントオンライン編集部 土倉】

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