<ケアマネ検討会レポ1>受験要件の法定資格化、研修の修了評価などを提案


2013/01/09 10:00 配信   | 行政ニュース

昨年末の12月27日、東京・虎ノ門で厚生労働省の「介護支援専門員の資質向上と今後のあり方に関する検討会」の第7回会合が開かれた。まず事務局から、過去6回の会合での議論を集約した「中間的な整理」(以下、整理案と記述)についての説明があり、その後、整理案に対する意見交換が行われた。2回に分けて報告する。

なお、当日の配布資料はこちらからダウンロードできる。この中には、10月に募集されたパブリックコメント727件から主な意見をとりまとめた参考資料、ケアマネジメント向上会議の実施結果についての参考資料なども含まれている。

今回は、提示された整理案の内容を紹介する。



■ケアマネ自身の質の向上だけでなく環境整備も必須との認識
まず、これまでの議論を集約し、自立支援の考え方の共有が不十分、アセスメントやモニタリング、評価が不十分、サービス担当者会議での多職種協働が不十分、介護支援専門員実務研修受講試験(以下、試験)や研修に課題がある、施設ケアマネの役割が不明確などの10の課題が挙げられている。

そして、これに対応する見直しには、“ケアマネ自身の資質向上”と“自立支援に資するケアマネジメント実践の環境整備”という2つの視点が必要とのこと。各論としては、「ケアマネジメントの質の向上」と「保険者機能の強化等によるケアマネ支援」を大きな柱とし、医療との連携促進、施設ケアマネについても言及している。

■受験要件は法定資格に限定される?
「ケアマネジメントの質の向上」では、ケアプラン新様式の活用、試験の受験要件の法定資格限定化、研修の修了評価の実施、研修指導者用ガイドライン作成、初任者の現場実務研修導入などが提案されている。

「保険者機能強化等によるケアマネ支援」では、地域ケア会議の機能強化により、ケアマネジメント支援、地域課題の発見、ケアマネの独立・中立・自律性の確保、小規模事業所支援などを推進するとのこと。法制度化も視野に入れて制度的位置づけの強化を提案している。また、地域ケア会議を有効に機能させるために、運営手順書の整備、モデル事例の収集とその紹介、コーディネーターの養成なども必要とのこと。さらには、ケアプラン点検は、地域ケア会議の取り組みと共にすすめていくことが重要との記述も見られた。

このほか、居宅介護支援事業所の指定権者を市町村とすること、地域包括に介護予防支援担当のケアマネを配置していくこと、給付管理が発生しない場合のケアマネジメント評価の仕組みの検討なども提案されている。

■施設相談員はケアマネ等の資格取得を推進すべき
「医療との連携促進」では、研修で医療関係のカリキュラムを充実される必要があるとのこと。主治医意見書の活用や、ケアプランを主治医に情報提供する取り組みの推進、リハビリテーションの知識の修得機会を増やすなどの提案も見られた。

「施設ケアマネ」の問題では、施設ケアマネの役割が不明確との指摘がある、とのこと。入所者への充実した支援にはソーシャルワークやケアマネジメントの知識・技術を持つ者が当たることが望ましく、施設相談員はケアマネ等の資格取得を推進すべきとの提案があった。

――次回は、意見交換の主な内容について紹介する。

◎関連記事
・「ケアマネのあり方検討会」のこれまでの流れ
・<ケアマネ検討会レポ2>現場のケアマネは実践あるのみ。制度は後からついてくる


ケアマネジャーのための専門サイト
【ケアマネジメントオンライン編集部 宮下】

この記事を印刷する

今日は何の日?

ケアマネジメント・オンライン おすすめ情報

  • 自立に役立ち、介助する方の使いやすい福祉用具をご提供
  • 知っておきたい高齢者の食事講座
  • 種類、選び方はもちろん、「こんな時どうする?」実例集も掲載
  • ご利用者の床ずれ防止をマットレスから考えてみませんか?
  • 住宅改修の正しい知識で、自立支援につながるプランを
  • 健康と笑顔をつくる3時間リハビリ型デイサービス

介護関連商品・サービスのご案内

ログインしてください
ユーザ名
パスワード

ログインができない方

最近閲覧したニュース

お知らせ

ニュースに関する問合せ

お名前
お問い合わせ メールアドレス
お勤め先
電話番号
※送信後、受付完了メールが自動配信されます
SSL GMOグローバルサインのサイトシール
SSLとは?