<正しいマスクの使い方>予防意識は高くても、73%が正しく使用できていない――民間調査


2013/02/14 14:30 配信   | 業界ニュース

エーザイ株式会社薬粧事業部は、感染症対策のため、マスクに関する意識・実態調査を実施した。

調査の結果から、インフルエンザなどの予防意識は高くても、73%が正しくマスクを正しく使用できていないことがわかった。
本調査を監修した坂口剛正教授(広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 基礎生命科学部門 ウイルス学研究室)は、「感染症予防のひとつとしてマスクは有効である一方、正しくマスクを使用しないとその効果を充分に発揮しない」とコメントしている。

今年の冬はノロウイルスに続き、インフルエンザウイルスに感染・発症する患者が続出。とりわけ高齢者の発症は深刻で、今後も油断ができない状態が続く。正しいマスクの使い方を知り、身につけたい。

【調査の概要】
■調査実施日: 2012年11月29日~30日

■調査対象者:
例年12月から2月頃の間、感染症(インフルエンザなど)対策のために、マスクを日常的に(週1日以上)使用している10代(12歳以上)、20代、30代、40代、50歳以上 の各年代 男女31名 、合計310名

■調査手法:インターネットによるアンケート調査

主な調査の結果は以下の通り。

■感染症に対する予防意識が高い人は約85%

「インフルエンザなどの感染症に対する予防意識は高い方だと思うか」という質問では、84.9%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答。
また、「マスクを着用することが風邪・インフルエンザなどの感染症予防になると思うか」との質問では、97.1%が「そう思う」「ややそう思う」と回答し、マスクの使用と感染症予防への意識 が高いことが明らかになった。

■73%の人はマスクを正しく使用できていない

一方で、正しいマスクの使い方(下記参照)の5つの項目について普段から実践しているかを尋ねたところ、
すべてを「はい」と答えたのは26.8%で、およそ7割の人が正しいマスクの使い方ができていないことが判明した。

正しいマスクの使い方とは:
1. 鼻、口、顎を覆うようにマスクを装着する
2. 鼻の部分を抑えてフィットさせ、隙間がないように装着する
3.使用中、口周りを覆うフィルター部分は触らない
4.外す際、フィルター部分の表面に触れないようゴムひもを持って顔から外す
5.マスクを外した後は手を洗う

マスクの誤った使い方では、「ウイルスが付着したマスクのフィルターを触ってしまっている人」が43%、 「マスクを外した後、手洗いできていない人」が54%いた。

■ マスクの取り換え頻度は1日1回が最多も、17%が「2日以上同じマスクを使用」

マスクの取り換え頻度を尋ねたところ、「1日1回」が69.4%と最も多い一方、6人に1人は2日以上同じマスクを使用していることがわかった。同じマスクを2日以上使用する人は、男性21.3%、女性は12.2%で、男性の方が同じマスクを長く使用する傾向にある。

■同じマスクを使用中の着脱回数は平均8.2回

同じマスクを使用している間、マスクを何回着脱するか尋ねたところ、平均8.2回だった。性別で見ると男性は平均8.6回、女性は7.9回と、男性は着脱回数が多い傾向が明らかになった。
一時的に外したマスクをどうするか尋ねたところ、「半分に折って置く」が34.2%と最も多く、次いで「口側の面を上にして置く(22.3%)」「ポケットやカバンなどに入れる(21.6%)」だった。

また、外したマスクを再度つける際に、特別に何かを行うことがあるかを尋ねたところ、91.9%の人が「何もしていない」ことが分かった。特別なことを行っている人の回答には、「消毒スプレーをかける」「軽くはたく」「ガーゼやティッシュを中にあてる」などがあった。

【調査結果について ウイルス学専門家のコメント】
坂口 剛正教授(広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 基礎生命科学部門 ウイルス学研究室)

・今回の調査結果で、現代の日本人は高い衛生意識を持っていることがわかったが、マスクの正しい使用方法を知っている人は少ない。マスクは感染症予防のひとつとして有効だが、正しく使用しなければその効果を充分に発揮できない。

・マスクによる感染症予防の有効性
インフルエンザウイルスは主に飛沫感染で伝わるので、マスクの着用は感染予防としてかなり有効だ。
また、人は1日に何回も鼻や口に手をやるので、手に付いたウイルスが接触感染の原因になる。マスクをしていると間接的に接触感染を防ぐことができる。

・マスクの正しい使い方
マスクには飛沫感染を防ぐという目的がある。ウイルスの侵入経路である鼻と口をできるだけ空気の漏れがないように覆うようにする。
また、使用しているとマスクの外側のフィルター部分にはウイルスをはじめとする病原体が付着していると考えられるので、使用中やマスクを外すとき、口周りを覆うフィルター部分は触らないことが大切。
使用前のマスクに防菌のスプレーをしたり、マスクを外した後で手を洗えば、感染予防になる。

・マスクを取り換える頻度
不織布マスクは原則として使い捨てであり、1日1枚程度の使用が目安。2日以上の使用は、ウイルスなどがマスク表面に多く付着していると考えるべきで、それを広げてしまうかもしれないため推奨しない。

・マスクの着脱時における注意点
着脱する際には、マスクの表面に付着しているウイルスなどの病原体を意識する必要がある。また、外したマスクを置く場所や保管した場所に病原体が付着する恐れもあるので、一時的に外したマスクを置く場合は、マスク専用の入れ物に保管するか、可能であるなら再装着時に消毒スプレーを使用するのもいい。

◎エーザイ株式会社

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