<実地指導のポイントとは?>監査につながる「情報」を指南―研修レポ(1)


2013/02/14 09:00 配信   | 業界ニュース

1月27日に開かれた東京都介護福祉士会の「スキルアップ研修」で、江東園さわやか相談室の介護支援専門員・栗岡清英氏が、実地指導および監査の視点とポイントについて解説した。

まず、指導と監査はどう違うのか? 栗岡氏は、「『指導』は、制度管理の適正化とより良いケアの実現をめざすものであるのに対し、『監査』は、不正請求や指定基準違反に対して機動的な実施により、悪質なところを排除する意味合いがある」と説明。
そのため事業者にとってより怖いのが監査であり、監査は“各種情報”から指定基準違反や不正請求が疑われる際に行われる。この各種情報には、次のようなものがあるという。

 ・通報、苦情、相談などに基づく情報
 ・国保連、地域包括支援センターなどへ寄せられる苦情
 ・国保連、保険者からの通報情報
 ・介護保険給付費適正化システムの分析情報
 ・「介護サービス情報の公表」の拒否などの情報

このうち、寄せられる苦情は、「従業員の態度や説明不足、サービスの質、管理者の態度などが多い」と栗岡氏。また、内部からの通報の場合、説明が詳細で、信憑性が高いため、監査につながることがより多いという。「苦情につながらないような、普段からのリスクマネジメントも必要」と指摘した。



■実地検査の前にこれだけは見ておくべき資料とは?

また指導も監査も、たとえ不正はなくとも、いざ受けるとなると緊張するものだろう。そこで、栗岡氏は「相手の出方を把握しておくと安心」と話し、東京都の場合、次の4つの資料を事前にチェックしておくよう、訴えた。

 ・介護サービス事業者等指導及び監査の実地要綱
 ・平成24年度福祉系居宅介護サービス事業者等実地検査実地方針
 ・指導検査基準(指定居宅介護支援事業所)
 ・指定居宅介護支援事業所 自己点検票
  ※東京都福祉保健局のホームページよりダウンロード可能

さらに実地検査の流れについても説明した。実地検査の2週間ほど前に通知が届き、必要書類を事前に送付というのが一般的な流れ。ただし、事前に連絡せず検査当日に訪問することもあるという。実地検査当日は、午前中に運営基準に関する検査を行い、休憩を挟んで午後、加算関係の検査が行われる。夕方、検査内容のとりまとめと講評が行われ、1カ月後くらいに結果の通知が届く。この際、「当日、(検査担当者が)資料を持って帰るときには、ちょっとまずい(何らかの違反が見つかった可能性も)」と、伝えた。

東京都介護福祉士会

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【ケアマネジメントオンライン編集部 橋口】

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