【ケアマネアンケート】半数近いケアマネが「限度額超えの利用者」がいると回答!


2013/03/21 17:00 配信   | 業界ニュース

ケアマネジメント・オンラインでは、会員ケアマネジャーに毎週1回、投票形式で回答していただく「ワンクリックアンケート」を実施している。

今回は、2月25日~3月3日の期間に実施した「給付限度額を超えているご利用者はいる?」についての投票結果をお届けする。

Q給付限度額を超えているご利用者はいる?



「複数いる」と回答したケアマネジャーは44%、「限度額を超えないようにしている」と回答した人は36%、「いない」と答えた人は21%だった。

給付抑制が叫ばれる中、介護を受ける世帯の懐事情もあり、「限度額いっぱいまでサービスを利用している人は少ない」というのが、これまで厚労省などが提示してきたデータだった。しかし、今回投票したケアマネジャーの44%が「給付限度額超えのご利用者がいる」と回答しており、「限度額を超えている人はいない」の実に2倍にも及んだ。

「超えている」利用者がいるケアマネジャーからのコメントの多くに、「認知症」「独居」の文字が。独居でなくても、日中一人になる場合は、やはり目が離せないため、「毎日デイ」「ロングショート利用」など、やむに止まれぬサービス利用の現実がうかがえる。

なかには、「本人の身体状況が変わらないのに、通所の単位数などが法改正で増えた」と、猫の目のように変わる報酬改定に一石を投じるコメントも。そして、「独居」の利用者は当然だが、介護家族がいても、日中不在、老老世帯などで「介護力の不足」により限度額を超える例も。

今後、独居高齢者も認知症患者もますます増えることが予想されているが、「住み慣れた地域で最後まで」という、一見理想的に見える国の政策(在宅誘導)は、このままでは常に「限度額オーバー」という深刻な経済問題に悩まされそうだ。

「超えないようにしている」と回答した方のコメントからは、制度のルールとしてだけでなく、ご利用者世帯の利益も考え、常に限度額内に収めるようにサービスを調整するのが、本来のケアマネジャーの腕の見せどころ。しかし、そうは言っても「常に見守りが必要な人が増えている」現状では、時には限度額を超えることもあるというのが実態のようだ。

以下、皆さんから寄せられたコメントを紹介する。

■複数いる
・利用者によっては介護度と必要サービス量がかみ合わないため。(大阪府 女性)
・要介護度と本人のやる気はリンクしないので仕方ないでしょう。(茨城県 男性)
・要介護4、認知症、94歳、独居。毎日デイとヘルパー利用するから。(愛知県 女性)
・本人の身体状況が変わらないのに、通所の単位数などが法改正で増えたため。(千葉県 女性)
・訪問看護やリハビリ等の単位の高いサービスを利用している為(頻回に)。(東京都 男性)
・認知症の方ばかりです。認知症は介護度が低いほど、家族は大変で、デイやヘルパーが必要。特に、独居は。(静岡県 女性)
・認知症の日中独居の方、毎日デイサービスを利用。小規模多機能の利用は、事業所の選択が出来ない事で、利用に至らない。(神奈川県 女性)
・認知症で独居。安全確保のためにサービスを計画するとオーバーしてしまう。在宅サービスの単価が高い。(愛媛県 女性)
・認知症だと介護度は出やすいが不安神経症などの精神疾患だと難しい。(大阪府 女性)
・自宅の都合で区分が軽いのに、ロングショートを利用している。(岡山県 女性)
・施設入所をせず介護者の強い希望で在宅で頑張っている方1名います。(高齢の夫が認知症の妻を看ている)。(静岡県 女性)
・施設入所は空きがなく、在宅生活維持のためサービス利用が増えているため。(愛知県 女性)
・仕方ない。(広島県 男性)
・月によって超える利用者さんがいます。毎月超える方は一人暮らしなので家族が十分なサービスを希望して超えています。(長崎県 女性)
・給付限度額は1割負担の保険適応範囲。支援が必要でインフォーマル等でカバーできず料金負担を了承している場合は超過して利用。(茨城県 女性)
・介護力が不足していれば給付限度額で治まるわけがありません。もっともその自己負担は自費にならぬようにしています。(京都府 男性)
・介護度が低いのに希望されるサービスが多い。了承の上で毎月オーバーで利用されています。(東京都 女性)
・家族の方より限度を超えても利用の必要性を言われ、希望されています。またその必要性を感じています。(岡山県 女性)
・家族の支援困難により、家族の了解の下サービスの利用回数がいっぱいの方がおられる。(山口県 女性)
・家族の介護力の低下。(静岡県 女性)
・どうしても預けたい家族、預けられたい本人。利用者は激変しないのに介護3から要支援1、次は要介護2へと審査結果がブレ過ぎ。(福岡県 女性)
・ご本人の身体状況やご家族の介護の状況などから必要なときはあります。(埼玉県 女性)
・50代のもやもや病後の女性。若年性認知症の病名。一人に出来ず、デイとヘルプ・福祉用具・ショート利用で毎月オーバー。(東京都 女性)

■限度額を超えないようにしている
・要介護6を作ってほしいと考えてしまうケースもある。(福岡県 男性)
・超えないようにしているが、重度や緊急時の方は超えることがある。(東京都 女性)
・調整で対応。介護者の多忙時期は限度越えも多い。常に見守りが必要な人が増えているので。(静岡県 女性)
・原則は限度額内で、利用者側からの希望があれば、利用請求金額の折り合いが付けばサービスを組むことはある。自己負担額は重要。(埼玉県 女性)
・計画段階で超えている場合には介護者に伝えておき、サービスを休むなどの調整をしてもらう。(兵庫県 女性)
・家族からの要望に合わせるしかないんですね。悲しい現実です。(愛知県 女性)

■いない
・予定外の短期入所利用でオーバーした方が以前はいましたが、現在はいません。(秋田県 女性)
・施設なので。(埼玉県 女性)
・以前は独居の方でヘルパー援助頻繁必要でのオーバーがありました。(大阪府 女性)
・以前は、数名いた時期がありました。(東京都 男性)

ケアマネジャーアンケート


ケアマネジャーのための専門サイト
【ケアマネジメントオンライン編集部 樋口】

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