<高齢者の運動量>全年代で一番運動しているのは70歳以上!――平成23年国民健康・栄養調査報告(2)


2013/04/02 11:00 配信   | 行政ニュース

「平成23年国民健康・栄養調査報告」ピックアップの後半をお届けする。

■年齢とともに高くなる血圧
第2部「身体状況調査」の「薬の服用状況」について見ると、血圧を下げる薬は年齢と共に増えて70歳以上では半数が服用している。次いで多いのがコレステロールを下げる薬で70歳以上で24%、糖尿病の薬が70歳以上で10%と続いた。

血圧についてもう少し詳しく見ていくと、70歳以上の42%の人がI度高血圧(最高血圧140~159)で、II度高血圧(最高血圧160~179)の人が13%、III度高血圧(最高血圧180以上)の人が3%という割合。「高血圧症有病者(最高血圧140以上または最低血圧90以上、もしくは血圧を下げる薬を服用中)」については、70歳以上の76%がそれに該当し、そのうちの70%が服薬している。75歳以上ではさらにその割合は高まる。

■高齢者が運動する理由は目的意識にあり
第3部「生活習慣調査の概要」で特徴的なのが、健康づくりのための身体活動や運動をやっている人の割合。70歳以上が50.5%と最も高く、60代49%、50代37.4%、40代30.3%、30代27.5%、20代26%と、若くなるほど減ってしまう。ちなみに、一番低かったのが20代女性で、23%と高齢者の半分以下だった。目的も年代によって特徴があり、70歳以上は介護予防68%、生活習慣病や肥満の予防・改善は57%弱に対して、40代、50代、60代の介護予防はそれぞれ12%、19%、37%に留まり、生活習慣病や肥満の予防・改善は80%に達した。また、60歳以上の男女を比べると、女性の方が介護予防を意識する割合が8~10ポイント高かった。

運動日数も特徴的で、1日30分以上の運動を毎日やっている割合が70歳以上では16%、60代では12.6%を占める。特に、70歳以上の男性は20.6%という高い割合だった。ちなみに20代女性の90.5%が、1日30分以上の運動を1週間に2日以上やっていない。

なお、1日の歩行数を見てみると、50代が7,524歩、60代が6,970歩に対して、70歳以上は4,740歩とぐんと少なくなる。これは歩行の機会が減ってしまったり、歩行に支障が出ていたりすることによるものと思われる。

「日常生活の中でどのような悩みや不安を感じているか」を聞いた項目では、70歳以上の場合、「自分の健康について」がトップで58.4%、次いで「家族の健康」が32.6%となっている。その一方で、若い年代では割合の高い「収入や将来の生活設計について」は15.6%と少なめだった。また、「特に悩みや不安がない」と答えた割合も70歳以上が一番高くて23.7%(男性27.5%、女性20.8%)。このことからも、健康に気を遣った行動に熱心になる心理が読み取れる。

◎平成23年度国民健康・栄養調査
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/h23-houkoku.html

■関連記事
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【ケアマネジメントオンライン編集部 齋藤】

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