<高齢者衰弱の原因!>サルコペニアの概要と対策(1)――日清オイリオ


2013/04/09 09:00 配信   | 業界ニュース

日清オイリオは3月21日、シニアライフに関するニュースレターのなかで、リハビリテーション栄養から見たサルコペニア対策について、横浜市立大学附属市民総合医療センターの若林秀隆氏の話を掲載している。

今回は、その中から、ケアマネジャーにもぜひ知っておいていただきたい内容を、2回にわたって紹介する。

平成22年度の国民生活基礎調査によると、介護が必要となった主な原因の4割以上が脳血管疾患や認知症となっている一方で、衰弱、骨折や転倒、関節疾患も3割を占めている。

高齢化を迎えた今、寝たきりになるきっかけは、脳卒中のような突然の病ではなく、衰弱や関節疾患など徐々に機能が低下していくことによるものが、今後ますます増えてくるものと思われる。
そんななか、最近、新たな高齢者の症状として取り上げられることが増えているのが「サルコペニア」だ。

■筋肉が減少する「サルコペニア」
サルコペニアとは、狭義では加齢に伴う筋肉量の低下、広義ではすべての原因による筋肉量・筋力・身体機能の低下を意味し、「サルコ」は肉・筋肉、「ペニア」は減少・消失を表す造語。筋肉量・筋力ともに低下すると、日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)の低下、身体機能低下により疲れやすくなるだけでなく、感染症にかかりやすくなり、最終的には死のリスクが高くなる。

サルコペニアは、加齢に伴う筋肉量の減少を主とする「原発性サルコペニア」と、加齢以外の要因を主とする「二次性サルコペニア」があるが、厳密に両者を分類することは困難だ。特に患者が多いとされている「二次性サルコペニア」の原因は、1)活動、2)栄養、3)疾患に関連するものに分けられる。

■二次性サルコペニアの原因
1)活動に関連するサルコペニア
活動量低下により身体(筋肉)を使わない状態が続くと、筋肉量・筋力ともに減少する。これを廃用性筋萎縮といい、主に寝たきり、運動不足、引きこもりなどが原因となる。

2)栄養に関連するサルコペニア
エネルギーやたんぱく質が不足する低栄養や、疾患などで長期の食欲不振が続くと栄養不足となり、筋肉が作られなくなる。さらに、不足している栄養素を筋肉から補おうとするため、筋肉の分解が進む。この悪循環が続くと飢餓状態となり、最終的に筋肉量が減少する。

3)疾患に関連するサルコペニア(侵襲、悪液質)
侵襲(手術後、外傷、熱傷、骨折などの急性疾患)は、体内のエネルギー消費量が高くなるので、必要な栄養素を補わなければ筋肉が分解されて、最終的に筋肉量が減少する。
悪液質とは、慢性疾患(がん、慢性腎不全、慢性心不全、慢性呼吸不全など)による症候群とされ、栄養改善だけでは回復が難しい上に、筋肉が減少することがわかっている。

――<高齢者こそ要注意!>サルコペニアの概要と対策(2)へ続く

◎日清オイリオ
http://www.nisshin-oillio.com/

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【ケアマネジメントオンライン編集部 樋口】

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