53万人から36.6万人へ特養の待機者大幅減―厚労省
2017/03/28 17:00 配信 | 行政ニュース
厚生労働省は27日、「特別養護老人ホームの入所申込者の状況」を公表した。
調査の結果、特別養護老人ホームの入所申込者(入所待機者)の数は、2016年4月1日の時点で、要介護3~5の方が29万5,000人、要介護1または2の方は、7万1,000人、合計36万6,000人で前回2014年の調査の53万人から大幅減ということがわかった。
2015年4月に制度が改正され、特別養護老人ホームは介護の必要性がより高い中重度の要介護者を支援する方向へと転換。新規に入所できるのは原則要介護度3~5に限定された。今回の調査は新制度下での入所申込者(入所待機者)の数の集計となる。
要介護2以下の方も完全に除外したわけではなく、やむを得ない場合に特例で認める、という位置付けにとどまっているが、待機者減少の原因は新制度によって入所の要件が厳しくなった影響が大きいとみられている。
◎厚労省 特別養護老人ホームの入所申込者の状況
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304250-Roukenkyoku-Koureishashienka/0000157883.pdf
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