ケアマネ、「薬や病気」に関するアプリに高い関心―IIF調査


2018/08/20 14:00 配信   | 業界ニュース

今、国が本腰を入れて取り組み始めているのが、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)の活用による業務効率化だ。介護の現場でも、書類作成などの業務負担を減らす取り組みが本格化しようとしている。そんな中、現場のケアマネジャーが使う電子機器は、いまだに持ち運びもできないデスクトップ型のパソコンが主流であることがインターネットインフィニティー(東京都品川区)の調査で分かった。また、現場のケアマネの多くは、インターネットを活用し、薬や病気に関する情報を得たいと考えていることも明らかになった。

インターネットインフィニティーでは6月15日から22日にかけて、同社が運営するケアマネ向けの業務支援サイト「ケアマネジメント・オンライン」の会員に対し、アプリやインターネットに関する調査を実施。912人から有効回答を得た。

仕事の情報をインターネットで調べる場合、どんな電子機器を使うかを複数回答で尋ねた質問に対しては、94.6%のケアマネが「会社のパソコン」と回答。次いで多かったのは「自分のスマートフォン」(45.4%)だった。「自分のパソコン」と答えた人は33.1%だった。

■半数はデスクトップ、ガラケーも3割―仕事用電子機器

さらに事業所から支給されている電子機器について複数回答で尋ねた質問では、55.4%のケアマネが「持ち運べないデスクトップパソコン」と回答。次いで多かったのは「持ち運べるノートパソコン」(36.3%)となり、ケアマネが仕事用として使う電子機器の多くがパソコンであることが分かった。次いで多かったのは、「スマートフォン以外の携帯電話(ガラケー)」(30.4%)で、スマートフォンやタブレットは、いずれも10%余りにとどまった。「何も支給されていない」は7.9%だった=グラフ1=。



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■ネットで調べる情報、8割近くは「介護保険制度の変更など」

インターネットで調べる情報の種類を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「介護保険制度や変更内容について」(77.1%)で、8割近くのケアマネがインターネットを通じて制度の変更などの最新情報を得ようとしていることが分かった。

次いで多かったのは、「薬やその副作用について」(64.8%)。以下は、「介護サービス事業所について」(56.4%)、「介護や医療に関するニュース記事について」(53.2%)などが続いた。そのほか「病院について」(45.8%)や「高齢者に多い病気、およびその治療法について」(48.1%)も、半数近くのケアマネがインターネットで情報を得ていることから、特に薬や医療に関する情報については、インターネットを使って得ようとするケアマネが多いことが分かる=グラフ2=。



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■「病気や薬を調べられるアプリ」、使ってみたいが6割

さらに業務に関連したアプリで使ってみたいものを複数回答で尋ねたところ、60.3%のケアマネが「病気や薬を調べられるアプリ」と回答した。それ以外では、「アセスメントやモニタリング用のアプリ」(52.4%)や「多職種連携できるアプリ」(43.0%)、「介護や医療に関するニュースが見られるアプリ」(42.4%)、「利用者負担が計算できるアプリ」(40.0%)などを使ってみたいとする声が多かった。

ただし、業務で使うアプリの有無を尋ねた質問では、62.9%のケアマネが「ない」と回答しており、居宅介護支援の現場ではICTの活用が十分に進んでいない現実も浮き彫りとなった。


ケアマネジャーのための専門サイト
【ケアマネジメントオンライン編集部 ただ正芳】

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