介護費30~50万円減、趣味やスポーツの会参加で―福祉大など調査


2019/05/29 14:00 配信   | 業界ニュース

趣味やスポーツの会に週1回以上参加している高齢者のグループは、全く参加していない高齢者のグループに比べ、11年間の介護費用の累計額が一人当たり30~60万円低い傾向にあることが、日本福祉大などの研究チームの追跡調査で分かった。

同チームでは2006年3月、愛知県常滑市在住で、要介護認定を受けていない全高齢者1万274人を対象に、地域活動への参加頻度に関する調査を実施(回収率は53.4%)。その上で、自治体が保有する介護レセプトデータを使って、その後11年間の介護費用との関係性を調べた。分析対象となったのは、転出者などを除いた5377人。

その結果、パソコンや囲碁といった趣味の会に週1回以上参加しているグループは、全く参加していないグループと比べ、11年間の介護費用の累計額が一人当たり35万円程度低い傾向が見られた。また、スポーツの会に週1回以上参加しているグループでは61万円程度低い結果となった。いずれも、参加しているグループの方が平均の要介護期間は短かった。

趣味の会に週1回以上参加している人の割合は21.8%、スポーツの会に週1回以上参加している人は12.7%で、同チームでは、これを1割増やすことができた場合、高齢者人口が1万人規模の自治体では、11年間で8000万円程度の介護費用を削減できる可能性が示唆されたとしている。

主任研究者を務めた同大社会福祉学部の斉藤雅茂准教授は、「地域活動に参加している人の方が死亡率が低くなることは、これまでの研究でも分かっていたが、今回の追跡調査で、要介護の期間も短くなり、結果的に介護費用が低く抑えられることが初めて明らかになった」としている。


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【ケアマネジメントオンライン編集部 敦賀陽平】

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