国民生活センター、シルバーカーの安全性について発表


2009/05/21 14:00 配信   | 業界ニュース

国民生活センターは5月14日、歩行補助車(シルバーカー)の安全性について発表した。公表された事例では、、高齢者が外出時などに使うシルバーカーについて、一部製品でつまずいたりバランスを崩して転倒する事故が発生しているという。

シルバーカーは主に歩行の補助に使用するものであるが、類似した商品として休憩用の座面を持たない「ショッピングカート」がある。財団法人製品安全協会によるSGマーク認定実績から推定すると、08年度において歩行補助車は約34万台以上、ショッピングカートは約9万台以上出荷していると見込んでいる。

同センターの危害情報システムによると、04年度以降08年度までの5年間に歩行補助車に関する事例は30件寄せられている。このうちの9割、27件がつまずいたり、バランスを崩すなどして転倒し怪我をした事故事例となっているが、「方向転換が困難」、「まっすぐ進まない」など操作性の困難さや、品質に関わる事例もあったため注意を呼びかけている。

【歩行補助車(シルバーカー)の安全性について】
■主な事例
 ・事例1
  10 日前に購入した歩行補助車を使用中、段差のところで転倒し病院で治療を受けた。
 ・事例2
  歩行補助車を使っていたところ、平坦な道で2 度転倒した。
 ・事例3
  約2 ヶ月前に購入した歩行補助車を利用の際、車輪が脱落し、その拍子に溝にはまって転倒し肋骨にひびが入った。
 ・事例4
  シルバーカーを使用中に後輪の軸に足を引っ掛け転倒、じん帯損傷し9 日間入院した。

■テスト結果
 ・モニターテスト
  1.小さい段差等に車輪が引っかかり、バランスを崩して危険な状態となる銘柄があった
  2.大きな溝や段差では、後輪付近のフレームを踏んで前輪を浮かせて通過するモニターが多く、誤ってブレーキフレームを踏んでしまう銘柄もあった
  3.下り坂での加速を抑えると同時に楽な姿勢を維持するためにはブレーキなどの制動装置が有効であった
  4.組み立て後にフレームのロックが必要な銘柄ではロックを忘れることがあり、使用中に不意に折りたたまれて転倒する危険があった
  5.ハンドルの高さを調節する方法は各銘柄で異なり、モニター自身でハンドルの高さを調節できない銘柄があった

■シルバーカーとショッピングカートについて
  ショッピングカートは用途が異なり、使用中折りたたまれてしまったり、ハンドルや座面の安定性が歩行補助車の基準を満たしていないものもあるため、歩行補助車として使用するのは適切ではない。

■消費者へのアドバイス
  ・使用者の目的や体にあった商品を選択し、ショッピングカートを歩行補助車として使用しないこと
  ・溝や段差を越えるときや傾斜面を歩行する際には十分に注意し、異常を感じる場合は販売店やメーカーに点検を依頼すること

■問い合わせ
国民生活センター 商品テスト部
電話 042-758-3165

・国民生活センター
・報道発表資料

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