おむつ基本講座「ケアマネさんの知恵袋」

肌トラブル予防のためのアドバイス

おむつにはいろいろな種類があります。選ぶときは、被介護者の排泄の自立度に合わせて、肌にやさしい工夫があるおむつを選ぶことが大切です。
(1)排泄の自立度に合わせておむつを選ぶ
排泄の自立度が高い方(1人でトイレに行ける方)と低い方(寝たきりの方)では、使用するおむつも異なります。自立度に合っていないおむつを使用すると、もれの原因になるばかりでなく、動きが妨げられ、生活意欲の低下につながる場合もあります。
排泄の自立度 失禁パッド 薄型のパンツタイプ 厚型のパンツタイプ 2wayパンツタイプ テープ式タイプ


(2)肌にやさしいおむつを選ぶ
肌にやさしいおむつは、「通気性」「やわらかさ」「抗菌消臭機能」の3つがポイントです。


1.通気性
おむつの内湿度の比較 肌がムレないように、外側に通気性素材の防水シートを使用したおむつを選びましょう。通気性素材は、尿をしっかりガードして、おむつの中の湿った空気を外に逃がしますから、ムレの心配はありません。また、おむつ内温度が非通気性素材使用のおむつより2~3度低くなり、装着中の不快感も低減します。パンツタイプ/2wayパンツタイプ/テープ式タイプのおむつと尿とりパッドを併用する場合は、尿とりパッドも通気性のあるものを選びましょう。


2.やわらかさ
高齢者の肌は敏感なために、おむつの摩擦で刺激を受ける場合があります。やわらかい素材で肌ざわりがよく、身体にやさしくフィットするものを選びましょう。パンツタイプでは特に、上げたり下げたりするとき、伸びが悪かったりすると、肌がこすれて刺激になるので注意しましょう。


3.抗菌消臭機能
ニオイの比較 排泄直後の尿にはニオイがほとんどありませんが、時間と共に雑菌が繁殖してアンモニアが発生し、独特の刺激臭が出てきます。ニオイが気になったら、おむつの中で雑菌が繁殖を始めた証拠です。雑菌の繁殖とニオイの発生を防ぐために、抗菌消臭機能のあるおむつを選びましょう。
おむつの中の肌は刺激に敏感
1.高齢者の肌はとても敏感
高齢になると、肌の新陳代謝が低下し、機能の衰えが進みます。弾力性が失われ、シワやたるみが目立つようになります。また、肌を保護している皮脂や、細胞の中の水分が減少して乾燥し、汗や排泄物の刺激を受けやすくなります。


2.汗や排泄物でムレると刺激に一層敏感に
おむつ使用者の肌トラブル(臀部)経験率 おむつで覆われた臀部・下腹部周辺は、尿や汗で肌が常にムレた状態になっています。そのため、肌の細胞がふやけて傷つきやすくなり、汚れや摩擦などの刺激を一層受けやすくなります。


3.排泄物による刺激も肌には大ダメージ
尿のpHの比較 尿は、本来、無菌に近いものですが、体外に排泄されると、雑菌によって分解され、時間と共にアルカリ性に変わって肌を刺激します。また、おむつを使用している方には残尿傾向があり、尿路感染症にもかかりやすく、細菌によってすでにアルカリ性になった尿が排泄されるケースも多く見られます。便の中には、アルカリ性の消化液が含まれていますが、特に下痢便には消化酵素が残っていて、アルカリ性が強くなります。そのため、おむつ交換の間隔が空いたり、排泄物の汚れが肌に付着していると、肌トラブルを引き起こす危険性が高くなります。


4.物理的な刺激にも注意が必要
「素材が硬い」「ギャザー部分がきつい」など、使用するおむつが原因で、肌が赤くなったり、カブレたりする場合もあります。また、肌に付着した便などを強くふき取ったり、ゴワついた布などでふいたりすることも刺激になります。


■布おむつより紙おむつがいい理由
布おむつは洗濯・漂白を繰り返すうちに、繊維表面が荒れて硬くなり、肌を刺激します。吸収した尿がおむつの表面に戻り、陰部がいつも濡れている状態になります。肌のためにも、紙おむつの使用をおすすめします。


布おむつより紙おむつがいい理由


健常座り・すべり座りの座圧の比較 ■床ずれを予防するために
床ずれは、仙骨・腰骨など、骨が出っ張っている部分の皮膚が体圧によって血行不良を起こすもので、進行すると皮膚とその深部の筋肉の壊死にまで至ります。完治に時間がかかるため、ご本人がつらいのはもちろんのこと、介護者の負担もとても大きいものです。


床ずれの直接の原因は、身体の一定の部分に持続的に体圧がかかることにあります。1日の大半を横になって過ごす方の場合は、2時間ごとを目安に体位を交換して、体圧が1カ所に集中するのを防ぎましょう。また、イスや車イスに座って過ごす方の場合、姿勢が保てずにもたれ座り、すべり座りになると床ずれの危険性が高くなります。90度の座り姿勢が保てるように、クッションなどを使って姿勢を整え、定期的に座り直しを促すようにして予防しましょう。また、失禁によるムレ、全身の衰弱、栄養不良なども要因になります。普段から健康状態をチェックしておくことが大切です。


■おむつを引っ張らない
おむつの位置を直すとき、引っ張ったときの摩擦で、皮膚が傷つくことがあります。小さな傷が床ずれを起こす原因になりかねないので、注意が必要です。


■尿とりパッドと併用するおむつは、1日1回交換する
尿とりパッドを併用すると、パンツタイプ/2wayパンツタイプ/テープ式タイプのおむつがあまり汚れていないので、続けて使用するケースが多く見られます。また、排尿間隔や尿量、交換時間を考慮しないで尿とりパッドを使うと、尿もれや、肌トラブルの要因になります。尿とりパッド交換の際に、外側のおむつも手で触れられて、雑菌が付着しているため、1日に1回は新しいものに交換しましょう。
ちょっとした心づかいで、肌トラブルを予防できます
おむつ交換のときには、肌のチェックと陰部の十分なケアが大切です。


1.肌の変化を見逃さないでください
床ずれができやすいところ 赤くなる場合は、床ずれの初期段階のおそれがあります。おむつ交換のときには、必ず肌の状態をチェックして、もしいつもと様子の違うところがあれば、すぐ医師に相談しましょう。


2.陰部の清潔を心がけましょう
おむつの交換のときには、おしりふきペーパーで付着した汚れをきれいにふき取ります。入浴できない場合、1日1回シャワーボトルなどを使って陰部を洗浄します。手が不自由でなければなるべくご本人に洗ってもらうようにしましょう。


陰部洗浄


【注意】
・お湯で濡らしたタオルを使って陰部や腰まわりをふいたときは、
  必ず肌の湿り気をとってからおむつをあてるようにします。
・洗うとき、女性の場合は前から後ろに向かって洗います。
・介助するときは、専用のガーゼやタオルを使用します。



3.排便後のケアに
排便後のケアには、「花王サニーナ」などの肛門洗浄剤の使用をおすすめします。
ペーパーだけでは完全に取れない、シワに入り込んだ汚れも、力を入れずにきれいにふき取ることができます。ふき取り後も肛門周辺部の皮膚を保護して汚れをつきにくくします。


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