おむつ基本講座「ケアマネさんの知恵袋」

高齢者の方のスキンケア

毎年、寒い季節になると、気になるのがお肌の「乾燥」です。若い方はもちろんですが、それ以上に高齢者は、お肌の乾燥が原因で「老人性乾皮症」などの肌トラブルを引き起こしやすくなっています。今回は、「乾燥」を防ぐスキンケアの方法についてご紹介します。

ご利用者様からこんなお声を聞くことはありませんか?

高齢者の肌調査より 花王調べ

「テレビを見ている時に、無意識にポリポリとかいている」「化学繊維の衣類を着ると、むずがゆさを感じる」「入浴後、体中がかゆい」「お布団に入り、体が暖まると体中がかゆくて眠れない」「体のかゆみで夜中に目が覚めてしまう」など、お肌が乾燥して、カサついているだけで、湿疹など何もできていないのにかゆいといった症状を聞くことはありませんか。

高齢者の肌調査では、66%の人が1年中、もしくは特定の季節になると肌にかゆみを感じています。


老人性乾皮症(ろうじんせいかんぴしょう)とは?

このようなかゆみは、老化により、皮膚自体のうるおいを保つ肌の必須成分「セラミド」や天然保湿因子(NMF)や、皮脂を作り出す機能が低下するために起きる場合が多く、足のすねや腰まわりなどを中心に皮膚表面がザラザラとして、浅いヒビ割れが無数に生じ、ひどくなると表面に白い粉をふいたような状態になります。

皮膚が乾燥した状態のため、ちょっとした刺激でもかゆみにつながります。冬季には65歳以上の95%に老人性乾皮症の症状があり、半数の方がかゆみを訴えているというデータもあります。

老人性乾皮症の原因

1.皮脂腺由来の脂質の減少

私たちの皮膚は通常、皮脂腺から出る脂質が天然のクリームとなって皮膚の表面を覆い、乾燥や刺激から肌を守っています。この脂質が年齢とともに減少します。

2.細胞間脂質の減少

角質細胞と角質細胞の間には、水分を保持しながらこれらの細胞間を埋めている、主としてセラミドで構成された細胞間脂質があります。セラミドは水分蒸散量を制御する働きをしますが、この細胞間脂質も年齢とともに減少します。

3.天然保湿因子(NMF)の減少

角質細胞の中にも天然保湿因子(NMF)といわれる保水機能を持つ物質があります。天然保湿因子も年齢とともに減少します。

この3つの物質の減少が肌の乾燥を引き起こし、肌のバリア機能の低下をもたらします。バリア機能が低下すると外部からの刺激を受けやすく、かゆみが起こりやすくなります。また、寝ていることが多い方では、床ずれが起こりやすくなったりします。

かゆみが発生する原因

かゆみが発生する原因には、老化による皮膚機能の衰えに加え、生活環境も大きく影響しています。

かゆみが発生する原因

高齢者のスキンケアのポイント

日常生活の中で老人性乾皮症を防ぐには、予防とスキンケアが大切です。予防では、室内湿度、入浴の方法に注意しましょう。スキンケアでは、入浴時、入浴後に保湿剤を上手に活用します。

1.室内湿度

冬場は大気中の湿度が低くなるので、そのまま室内で暖房を用いると更に湿度が低下します。そのため、1日中、コタツの中に入っていたり、電気毛布を使用したりすると皮膚が乾燥しやすくなります。高齢者のいる室内は湿度を60%以上に保つようにすると 予防ができます。

2.入浴方法

入浴時に体を洗い清潔にすることは、皮膚の働きを高め、新陳代謝や血行を促進し、細菌感染に対する抵抗力を強めます。しかし、過度の洗浄は皮膚表面の皮脂由来の脂質や細胞間脂質、天然保湿因子を洗い流してしまいます。

  • ビオレU・キュレル 薬用ボディウォッシュ刺激の少ない商品や道具を選ぶ
    通常の石けんは、弱アルカリ性ですが、高齢者の皮膚には刺激が強すぎます。洗浄剤は、健康な皮膚の表面のpHと同じ弱酸性のものを使います。体を洗う道具は、綿の浴用タオルや柔らかいスポンジ、または手で洗います。ナイロンタオルなどで、ゴシゴシ洗うことは避けましょう。
    ビオレU
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  • こすらずに泡で洗う
    皮膚表面の汚れは、泡でなでるようにして落とします。きちんと泡をたてて泡で包み込むようにして洗うと使用する洗浄料も少なくて済み、摩擦による物理的な刺激も少なくなります。
  • キュレル 薬用入浴剤保湿剤入り入浴剤を使う
    入浴中には、保湿成分配合の入浴剤を使いましょう。入浴中に、うるおい(保湿)成分を効率よく皮膚の内部まで浸透させるこができます。
    キュレル 薬用入浴剤 [医薬部外品]
  • キュレル 薬用クリーム・キュレル 薬用ローション入浴後には保湿ケアをする
    また、入浴後は、まだ肌に湿り気があるうちにクリームやローションなどで保湿ケアをするのがおすすめです。
    キュレル 薬用クリーム [医薬部外品]
    キュレル 薬用ローション [医薬部外品]
    保湿剤を選ぶときは、低刺激で毎日使える使用感の良いもの、そして肌の必須成分「セラミド」の働きを補うことのできるものがおすすめです。

入浴できない時や寝たきりの方のスキンケア

入浴できない時や寝たきりの方の場合は、清拭を行います。清拭は、体を清潔に保つだけでなく、マッサージ効果により血行を促進します。体調が悪くなければ、毎日行なうと良いでしょう。

清拭でお肌が清潔になったあとで、保湿成分を補うために、セラミド機能成分配合の保湿クリームやローションをお使いいただくことをおすすめします。

清拭は、介護されている方もさっぱりとして爽快な気持ちになるばかりでなく、介護している方にとっても、全身を観察する良い機会となり、皮膚トラブルの早期発見にもつながります。

ケアマネジャーさんへのアドバイス

ケアマネジャーさんへのアドバイス

冬は空気が乾燥するため、高齢者でなくとも皮膚の潤いが奪われ、カサカサになりがちです。でも、ほとんどの場合、「いつものこと」と諦め、また、かゆみが治まると忘れてしまいがちです。

モニタリングで毎月、ご利用者様宅を訪問しているケアマネジャーさんは、ご家族やご利用者様から生活の様子をうかがう際に、ぜひご本人の皮膚の状態を観察し、かゆみなどのトラブルがないかも聞いてみましょう。

なかには、常備薬の軟膏を塗るなど、間違ったケアをされていたり、ご家族と同じ洗浄剤を使うことで皮膚に刺激を与えている場合もあります。入浴の際には、皮膚にやさしい成分の洗浄剤や入浴剤を選び、入浴後もかゆみの出やすい部分には保湿ケアが必要なことを伝えましょう。そして、ご利用者様には、潤いを取り戻したお肌で快適に過ごしていただきましょう。

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