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排泄ケアクイズ ケアマネジャー座談会

ケアマネジャーのための大人用おむつ講座では、ケアマネジャーのための「排泄ケアクイズ」が大好評いただいたので、続編となる「排泄ケアクイズ 第2弾」を実施しました。みなさんは、チャレンジしていただけたでしょうか。今回は、居宅介護支援事業所に勤務する3人のケアマネジャーさんにお集まりいただき、このクイズ第2弾に挑戦していただきました。クイズにチャレンジ後、回答を確認しながら、排泄ケアについても意見を交換。現場の意見が率直に飛び交う、充実した座談会となりました。

【お集まりいただいた方のプロフィール】

施設経験8年、排泄ケア経験豊富なケアマネ!T.Mさん(ケアマネジャー歴5年) 病棟勤務で介護経験を磨き、その後ケアマネに!M.Iさん(ケアマネジャー歴3年) 8年間、夜間巡回型介護で排泄ケアの経験を積み、ケアマネに!T.Kさん(ケアマネジャー歴4年))

場合によっては、YESもNOも正しいのかも

本日集まっていただいた方々は、排泄ケアの経験が豊富な方ばかりでした。排泄ケアクイズへのチャレンジ終了後、3人にお話をうかがうと、“問題自体は難しくはなかった”と語るものの、介護の現場では、臨機応変が求められるため、状況によっては“どちらの解答もありうるんじゃないか……”という意見もありました。

クイズの内容はいかがでしたか。まずは問題を順番にご覧になっていただきながら、解答する上で感じたことをおっしゃってください。まずは前半のQ1~Q5について、語っていただきましょう。

Q1 トイレに時々間に合わないことがあるので、テープ式おむつを使っている。 YES・NO
Q2 おむつからのモレがあるので、尿とりパッドを2枚重ねて使っている。 YES・NO
Q3 夜間は、高吸収の尿とりパッド1枚をテープ式紙おむつと一緒に使い、朝までおむつ交換はしない。 YES・NO
Q4 フラットタイプのおむつは、幅が広いので尿モレ防止の効果が高い。 YES・NO
Q5 もったいないので尿とりパッドを半分に切って使っている。 YES・NO

排泄ケアクイズ第2弾
排泄ケアクイズ第2弾の解答をみる

私はQ2をYESにしました。パッドを2枚重ねにして上のパッドに少し切り込みを入れて、1枚目と2枚目の両方のパッドで吸収させるということをやっていました。あくまで、14年くらい前の話ですが、当時はパッドの吸収性能もよくなかったので、先輩から「そうしたほうがいいよ」と教わりました。また夜間はパッドの下にフラットタイプのおむつ、なおかつその上におむつをするという3枚重ねをしていました。でも今は、現場で重ねているという話は耳にしませんし、絶対におすすめしませんね。

座談会風景

Q3はYESだと思ったのですが、でもNOだともいえる理由も用意してきました(笑)。たとえば尿感染症や床ずれのおそれ、皮膚トラブルの危険性がある方の場合、朝までに一度は替えたほうがいい場合もあるのかな、と思いました。特に利尿剤を使っている方であれば、半端じゃない量の排尿がありますし。

確かに尿感染症のリスクはあるんですよね。でもその前に、介護者としては「濡れたままにしておくのは、かわいそうじゃない?」という気持ちが働いてしまうんだと思います。またその一方で、夜間のおむつ交換は、眠りを妨げるという現実もあります。だからいろんな考え方があって、難しいですね。

その通りですね。5回分吸収といっても、やはりびしょびしょになる方もいますし。また吸収力が良すぎると圧がかかって、重さでおむつ自体が垂れ下がってきませんか?

あて方もあるんでしょうね。自分で体位交換ができず、片側にしか寝ることができない方は、片側にどうしても尿が貯まってしまうし、それでモレてしまう。

夜間に関しては、考えるときりがないですね。在宅を考えた場合、介護を受ける方の生活の質もありますが、介護者側の生活の質も考えなくてはなりません。施設の場合は、尿や便の出る前のタイミングを考えて排泄介助をするのが基本でしたが、在宅の場合は、朝までそのままというのが基本だと思っています。

Q4についてちょっとお聞きしたいのですが、“フラットタイプのおむつ”というのは、パッドではないんですか?

「私もフラットタイプのおむつって、どういうもの?」と思ってしまいました。“フラットタイプのおむつ”は、パッドとは違うらしいですね。

立体ギャザーがないタイプですよ。だから尿モレしやすいかもしれません。ただ、在宅の介護現場ではあまり使っていないかもしれないですね。

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おむつの質が向上し、使い方も変わってきた

Q6 おむつからのモレ防止のため、高齢男性の場合は尿とりパッドで性器を巻くのがよい。 YES・NO
Q7 パンツタイプは、ウエストサイズにピッタリのものを選ぶ。 YES・NO
Q8 外側のおむつに通気性があれば、内側の尿とりパッドには通気性は必要ない。 YES・NO
Q9 テープ式おむつの脚まわりからモレるので、尿とりパッドをはさみ込んでいる。 YES・NO
Q10 経済性を考えると外側のおむつが汚れなければ、何日も使用できる。 YES・NO

排泄ケアクイズ第2弾
排泄ケアクイズ第2弾の解答をみる

ありがとうございます。それでは、後半の問題はいかがでしたか。

座談会風景

Q6ですが、昔は、男性器に巻くパッド1枚と、おしりに覆いかぶせるパッド1枚と、その上におむつといった3枚で使っていたことがありました。要は大便が出たときに男性器が汚れないように、という配慮からです。

私もQ6に関しては、5年以上前になりますが、三角巻きというのをやっていました。性器をパッドで巻くというやり方です。ただ、今はほとんどやっていないですね。最近は、おむつの質が向上したので、巻かなくても対応できる場合が多いです。

Q6のようには使っていませんが、ご利用者様の中にQ9のようにはさみ込んで使っている男性の方がいらっしゃいますね。必ず片側を向いて寝る方で、おむつの横は比較的薄めなので、足のほうから伝わってモレてしまいます。そうすると足回りにも使わなければならなくなってしまう。今はモレない商品も、あるのかもしれませんね。

Q7ですが、“ぴったり”というのはどうなのでしょうか。少し痛いのではないかという気がします。テープ止めは指が入るくらいのほうが、起き上がった時にご利用者様も痛くないと思います。

私の場合、Q7はYES、NOどちらでもなく保留です。足回りを見たりをしますが、本人の好みもあると思います。ゆったりめが好きな方もいれば、キツめのほうが好きな方もいらっしゃいますから。

Q7のように“ぴったり”だと、おむつによっては、あせもができる可能性があります。また「帯状疱疹の痕が痛むのよ」などとおっしゃる方もいます。だからあえてぴったりサイズを選ばない方もいます。

ありがとうございます。ところで、この排泄ケアクイズはどのようなところで活用できると思いますか?

座談会風景

ケアマネジャーはもちろん知っておくべき内容ですが、現場のヘルパーさんも活用できると思います。あとはご家族に知っていただくのもいいかもしれません。

基本的なことを聞いているので、現場に入って3カ月くらいの新人ヘルパーさんにもいいかもしれません。これを投げかけることによって“どうしてダメなのか”という理由づけを考える機会になると思います。

“最近のおむつはこうらしいよ”というのが学べたので、よかったです。ただ答えが1つではないところもあるかもしれません。また、いいおむつを使うと、こうなのかな……と感じました。

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現場経験のないケアマネジャーさんには、特に必要

では、このような知識は、ケアマネジャーにとって必要だと思いますか?

現場のほうが身近ですが、ケアマネジャーも、もちろん知っておくべき情報だと思います。

特に、現場の経験がなく、社会福祉士さんや歯科衛生士さんからケアマネジャーになった方には、非常に良い勉強になるのではないかと思います。また排泄に関する研修を企画した場合などに使うのもいいかもしれません。

おむつの使い方や選び方などについて、ご利用者様から相談されることはありますか?

「ヘルパーさんが入っている時間帯の間でも、モレているんですよね」という相談は受けたことがあります。そういう時には、ケアプランを見直して、ヘルパーさんの入る時間を変えたりします。

座談会風景

選び方について相談を受けますね。ただ、ご利用者様の金銭的な問題があるので、なかなか提案しにくいことがあるのも事実です。

ご利用者様は自治体が提供する、おむつのカタログの中から選んでいただくのがほとんどで、あとはご利用者様のほうで、やりくりをしていらっしゃるようです。また身体の状態、尿モレの位置によって、おむつのあて方は十人十色。ただ「身体が今、こういう状態なので、どういうあて方がいいかしら?」という相談を受けることはあります。たとえば、おむつはずしが頻繁な方のご家族からは、「ガムテープでとめようかと思うんですけれど、それは身体的な拘束にあたるのか?」などということをたずねられます。その場合には、“腹巻きみたいなものをあててはどうか”と、提案しました。

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商品のよさを知っていただくためにも、サンプルを取り寄せたい。

また、実際におむつメーカーからサンプルを取り寄せ、ご利用者様に紹介したことはありますか?

国際福祉機器展(HCR)へ行った時に、おむつのサンプルを申し込んだことはあります。メーカーさんからサンプルを送っていただき、ご利用者様にお渡ししました。ご利用者様は喜ばれましたが、残念ながら感想を聞くことができませんでした。老老介護の方でしたので、なかなか使い心地までうかがうことは難しかったですね。

私はサンプルを取り寄せたことはないのですが、商品の良さを知るために取り寄せてみたいです。吸収力のほか、通気性と肌触りの良さは多くのメーカーがアピールしているので、実際に使用して違いを確かめてみたいです。

今、話を聞いていて思ったのですが、肌トラブルに悩んでいる方にサンプルを使っていただくのも一つの方法だと思います。今お使いのおむつの素材などがご利用者様に合っていない場合があるかもしれません。ずっと肌につけているものですから、ご利用者様のつけ心地を考えることが大切ですよね。

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ありがとうございます。最後に「こんなおむつがあったらいい」という要望や、メーカーへの希望はありますか?

便失禁のある人は大変です。モレて背中までついちゃう人がいらっしゃいますので、便対応のものがあるといいですね。

座談会風景

T.Kさん:ところで、便失禁用のおむつはあるんですかね?

赤ちゃん用のおむつに、便対応のもありますが、大人用は排便の量が違いますよね?それなら、その場でコロコロと固まってしまうようなおむつがあれば、いいかもしれません(笑)。

ご利用者様が最終的に求めるのは、低コストのものかもしれません。メーカーさんは、良い品質のおむつを開発するために、いろいろと開発費がかかっているので、一概に安いおむつを求めるのも難しいかもしれませんが。

現場ならではの貴重なご意見を聞くことができました。本日はありがとうございました。

いかがでしたか? 現場経験の長いケアマネジャーにとっては、難しい問題ではなかったようですが、解答とは異なる意見も多く出されました。しかし、花王のおむつを実際に手にとっていただくと、いずれも「自分たちの使っていた10年近く前のおむつとは全く違う!」と、皆口々に、最近のおむつの進化には目をみはっていました。

みなさんもこの機会に「排泄ケアクイズ」にチャレンジしてはいかがでしょうか。また、最新のおむつのサンプルを取り寄せておむつの進化を実感してみてください。

排泄ケアクイズ ケアマネジャー座談会vol.1




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