特集

おむつが漏れない理由

石黒健司氏 花王株式会社
ヒューマンヘルスケア研究センター サニタリー研究所
第5研究室  研究員  石黒健司 氏

紙おむつの基本構造
紙おむつは大きく分けて「表面材」「吸水材」「防水シート」の3層で構成されています。まず、肌に直接触れて尿をキャッチする部分の表面材は、“不織布”という素材によって、おむつの表面をサラサラな状態に保ちます。表面材を通過した尿は、瞬時に表面材の下にある吸水材に入ります。この吸収材には「高分子吸水体(高分子ポリマー)」が含まれ、自分の質量(重さ)の50倍以上もの尿を瞬時に吸収して固めるので、尿がもれず、体圧がかかっても逆戻りもしません。おむつの1番外側は、尿を外にもらさないための「防水シート」です。防水シートには、 “全面通気性シート”が用いられ、全面に肉眼では見えないミクロの穴が開いている特殊素材のシートです。尿はもらさず、水蒸気だけ外に逃がし、おむつの中の湿度を下げるので、この穴は、水蒸気などの気体は通しますが、尿などの液体は通しません。尿はもらさず、水蒸気だけ外に逃がし、おむつの中の湿度を下げるので、ムレによる肌トラブルが防げます。
吸収体の中の「高吸水性ポリマー」の構造
高吸水性ポリマーとは?
網目のような「分子の鎖」が、「塩(えん)」をつかまえている形をしたものが高吸水性ポリマーです。そのメカニズムはポリマーの表面が、浸透圧によって水を吸い込むことにあります。水は、塩の濃度の薄いほうから、濃いほうへと移動する性質を持っており、高分子吸収体の中には塩が多くあります。そのため、高分子吸収体に水をつけると、水は塩の濃度が濃い高分子吸収体の中へ移動します。また、網目のような分子の鎖は、たくさんの水を吸収してもゼリーの形(ゲル)を保つことができるので、圧力をかけても尿はしみ出しません。高分子吸収体の技術によって、紙おむつの吸水性と保水性は飛躍的に向上し、もれや肌への逆戻りが大きく改善されました。その結果、1枚あたりの紙やパルプの使用量が減って薄く軽くなり、紙おむつの軽量化、コンパクト化が進んだのです。


粉末状の高吸水性ポリマー
百聞は一見にしかず、高吸水性ポリマーの脅威の吸収力を動画でご確認ください。

ポリマーの吸水実験
※ポリマーは吸い込むと人体の中で膨らみ、危険です。絶対にマネをしないでください!
ポリマーはこんなところにも使われている!
砂漠でも植物栽培で活用
砂漠に樹木を植林する際、樹木の根を高吸水性ポリマーでくるみ、たっぷり水を含ませて植え込んでいます。


保冷剤で活用
保冷剤の中身の多くは、高吸水性ポリマーに水を含ませたもので、食品の鮮度保持や熱さましなどの吸熱剤などに利用されています。


手品で活用
手品のタネがわかってしまいますが、上記「驚きの吸水力はコチラ!」の動画のようにすれば、コップの中にあった水が逆さにしてもこぼれません。
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