特集

気になるニオイを抑える「抗菌消臭ケアシート」の秘密

石黒健司氏 花王株式会社
ヒューマンヘルスケア研究センター サニタリー研究所
第5研究室  研究員  石黒健司 氏

ニオイ発生のメカニズム
尿中成分(尿素など)雑菌-アンモニア-その他→イヤなニオイ 排泄ケアの障害となる尿のニオイは、ご本人にとっても介護者の方にとっても大きな悩みとなっています。尿は、食物中に含まれるニオイ成分や、代謝の結果発生するニオイ成分により、独特のニオイを持っています。尿は、腎臓で生成され、不要な老廃物として体外に排出されます。おむつに排泄した直後は無菌ですが、時間が経つと雑菌が繁殖し尿中に含まれる成分が細菌によって分解され、より強いニオイが発生します。アンモニアが代表的ですが、実際には多種多様なニオイが発生しています。摂取する食品やその日の体調によって、より刺激的な硫黄系の悪臭成分(硫化水素やメチルメルカプタンなど)が発生することもあります。
おむつの消臭方法は?
介護用紙おむつの消臭手段は、以下のような方法が用いられています。


[1] ほかの香りで悪臭を和らげるマスキングと呼ばれる感覚的な消臭方法
[2] ミクロな穴に悪臭を閉じ込める物理的な消臭方法
[3] 化学反応により臭わない物質に変えてしまう化学的な消臭方法
[4] 雑菌の繁殖を抑えることで悪臭成分の発生を抑制する抗菌に伴う防臭方法


いずれの場合も、消臭効果のある素材(香料、物理的吸着剤、化学的吸着剤、抗菌剤)を、紙おむつを構成する材料に配合するほか、製造する段階でパルプなどの吸収材に散布して消臭機能を発現させています。
リリーフの工夫
原料 炭化処理


一般に炭といわれる物 賦活処理


活性炭
リリーフ軽失禁用の尿とりパッドには、活性炭のミクロな穴に悪臭分子を閉じ込めることで、ニオイの発生を防止できる「活性炭シート」が使用されています。活性炭は構造上、無数の微細な穴でいろいろな臭気成分を吸着し、多種多様なニオイに対応できるので、排尿初期の尿臭を除去するには、非常に効果的な天然素材です。


炭と活性炭は、一見すると同じです。いずれも吸着性能がありますが炭を加工することによって、その吸着力を増大させた活性炭は1gあたり1000m2以上もの表面積を持ち、その差は歴然です。


活性炭は、物理的・化学的に処理を施して活性化させた炭で、さまざまな有機物から製造できます。代表的な原料としては、石炭やヤシ殻、おがくずが挙げられます。これらの原料を蒸し焼きして炭化させ、更に「賦活(ふかつ)処理」と呼ばれる高熱処理(900~1100度)を行うと、細孔(さいこう)という小さい穴が多数できます。活性炭が優れた吸着性能を持つのはこの細孔構造によるものです。


一方、紙おむつには、銀を配合した吸収紙(「抗菌消臭ケアシート」)を用いることで悪臭の発生を抑えています。銀は昔から抗菌効果が高い安全な素材として知られ、スプーンなどの食器に使用されています。おむつに排尿されると水と反応して銀イオンがわずかに溶出し、細菌の細胞膜に付着します。そして酵素機能を低下させるなどの作用で細菌の活動を停止させます。細菌の増殖を抑えることで、尿中成分が悪臭分子に分解されず、結果的にニオイを防止できます。


また、紙おむつには、自重の数十倍もの尿を吸収できる「高吸水性ポリマー」と呼ばれる素材が多量に使用されています。この吸水性ポリマーは正確にはポリアクリル酸/ポリアクリル酸ナトリウムという有機酸と有機酸塩の共重合ポリマーです。尿素が分解されて発生するアンモニアなどの悪臭成分はアルカリ性なので、上記有機酸部分との中和反応によりにおわない物質に変えられます。このように、失禁に伴う気になるニオイを抑えるために、リリーフには使用場面に適したさまざまな消臭・抗菌の技術を取り入れています。
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