特集

訪問看護ステーション研修会レポート

おむつ研修会開催の経緯
さいたま市では2008年4月からおむつの助成制度が変わりました。おむつ製品の現物支給から利用券の配布に切り替わり、おむつの選択が広がるとともに在宅高齢者や家族から、ケアマネジャーや訪問看護師へのおむつに関する相談も増えました。その折、同市のケアマネジャーさんから「大人用おむつ講座を見ておむつのサンプルをもらったが、実践的なおむつの使用法などメーカーさんの話が聞きたい」との連絡を編集部にいただきました。この話がきっかけとなり、ケアマネジャーさんが勤める「訪問看護ステーション・タッチ」にて、おむつ研修会を開催することになりました。講師は、大人用おむつ講座でおなじみの、花王株式会社介護サポートセンターの岡崎静子シニアマネージャーです。
おむつの講義と実演
講義風景 講義では、講師/岡崎氏がフリップボードを使用して
・おむつの基本構造やタイプ別の特徴の解説
・よくあるおむつのトラブル
・誤解しやすいおむつの使い方
などを紹介しました。





本研修会に出席したスタッフからは
・おむつのパッケージに記載されている“吸収量おしっこ○回分”とは、“何ml”なのか?
・サンプル請求でおむつを取り寄せてみたが、種類も多く実際の使い方がよくわからない
・おむつ/尿とりパッドの効果的な使い方や、夜間の尿もれ対策を教えてほしい
  など、現場の視点に立った熱心な質問が相次ぎました。
■スタッフからの質問および回答
Q:吸収量おしっこ約○回分という表示があるが目安は?
A:花王「リリーフ」製品の場合、1回分の目安は150mlです。
   ただし、各メーカーで吸収量は異なりますので各々ご確認ください。


Q:2wayパンツタイプの使い方がよくわからない
A:動きやすいパンツタイプなのに、前面のミシン目を開くだけで、交換しやすいテープ
   止めタイプとしても使用できます。テープ式になった状態でも、パンツとしての
   伸縮機能はそのままなので、パンツとして上げ下げできます。 昼間はパンツタイプ
   としてトイレ介助などをサポートし、夜はテープ式にして、尿とりパッドなどの交換
   を楽にするような利用の仕方が多いようです。
   昼夜の時間帯以外に、体調が良い時と悪い時などで使い分けることもできます。
   また、パンツタイプとテープ式タイプをそれぞれ購入されている方が2wayパンツ
   にされると、1日1枚で済むため、経済的です。


Q:おむつの効果的な使い方は?(夜間の尿モレ対策)
A:パンツタイプは、ご利用者様に合ったサイズを選ぶことがまず大切です。
   一般的な立体ギャザー付きのテープ式おむつは、ギャザーを立てて使用しない
   とモレてしまいます。テープ式タイプでは、尿とりパッドを組み合わせるときに
   立体ギャザーをつぶさないことが装着時の注意点です。なお、花王のテープ式
   タイプは立体ギャザーの替わりに、脚まわり吸収帯があるので、その吸収帯を脚
   まわりに沿わせてあてることが大切です。


Q:尿とりパッドの効果的な使い方は?
A:交換頻度や尿量で、最適な尿とりパッドを選びます。 昼間頻繁に交換し、トイレ
   サポートもできる場合は、安価で吸収量の少ないものでもよいでしょう。夜間は
   ご本人も介護される方もゆっくりお休みできるよう、「長時間」「夜用」などのタイプ
   を選ぶのがよいでしょう。状況に応じて使い分けることによって、装着感の向上や、
   モレを防止できます。


   扇形やひょうたん型のように前後の大きさが異なるタイプの尿とりパッドを装着する
   場合、基本的にはパッドの幅が広い方が後ろですが、男性は幅が広い方を「前」に
   した方がモレを防ぎやすくなります。


   パンツ用の尿とりパッドは、動きやすいように股間の幅が狭く作られているものも
   あるので、幅が広めなテープ式用尿とりパッドと混同せず、おむつのタイプに合
   わせてきちんと使い分けましょう。


   尿とりパッドを使用すれば、おむつをすべて脱がなくても交換できます。
   介護する方・される方、それぞれの肉体的負担や交換時間を減らせます。
   また、排尿のたびに外側のおむつを交換する必要性がないので経済的です。


   詳しくは「尿とりパッドの上手な使い方」をご覧ください。
   尿とりパッドの上手な使い方
■おむつ装着の実演指導や通気性の体験
手袋を使った通気性の体験や、おむつ装着のコツについてマネキンを使った実演などが行われました。スタッフはメモを取ったりカメラで撮影したり、時折質問をはさんで熱心に説明に聞き入っていました。


マネキン         手袋
スタッフの感想
研修会終了後、スタッフからは
・おむつのあて方を実演してもらい、コツがわかった。
・外装パッケージやカタログではわかりづらい吸水性能やムレ防止機能も、目の前での
  実験で実感できた。
・2wayタイプのおむつを初めて知った。おむつの最新情報を知ることができ、ご利用者
  様にも一歩踏み込んだアドバイスができる。


  など、非常に参考になったとの感想が多く聞かれました。製品を試し、検証することに
  より現場経験の積み重ねだけでは得られない、さまざまな気づきがあったようです。


訪問看護ステーション・タッチ
訪問看護ステーション・タッチの概要
開設 1999年10月
さいたま市西大宮病院内
タッチ外観
スタッフ 6名(ケアマネジャーの有資格者:専任ケアマネジャー、所長、看護師2名)
特長 病院内にデイケアの施設を併設しているため、居宅介護支援事業のケアプランにも通所サービスと訪問サービスを組みやすい
サービス提供 寝たきりの方や自立して生活することが困難な方に、排泄・入浴・食事など日常生活の介助、病状の観察、床ずれの処置やリハビリ指導など。同一法人の病院の主治医および理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と連携したケアを実施
利用者 訪問看護/50名   ケアプラン対象者/25名
割合 要介護度3~5の比較的重度の方が多い
平均訪問時間 1件あたり1時間位

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