業界ニュース : 医療・介護分野の「一般にわかりにくい・口にしにくい言葉」に配慮を
国立国語研究所「病院の言葉」委員会は8月25日、7月に開催された第5回実務委員会の議事要旨をホームページで公表した。
同研究所は、医療や介護の現場で使われている一般には意味がわかりにくい言葉を100語選定し、それについて言い換えや意味を解説するための指針をまとめるとしており、100語の中には「ケアプラン」「介護老人保健施設」「緩和ケア」「QOL(クオリティーオブライフ)」「グループホーム」といった語も含まれている。
第5回実務委員会では提案に取り上げる語彙の類型を、5つのパターンにまとめることについて、各類型に属する語を検討しながら討議した。
類型1は「分かりやすい言い換え」を必要とする語とし、一般に知られていない語であり意味・概念が理解されていないため、日常語を使って言い換えたり説明を付けたりすべきとされる語。例えば「浸潤、うっ血、耐性」など。
類型2は「正しい理解のための工夫」が必要な語で、一般に知られ、人口に膾炙している語であるが、必ずしも正しい意味・概念が理解されていないもの。例えば「炎症、黄だん、ウイルス」など。
類型3は「重要語」として普及が求められるもので、現在は一般に知られていないが、今後は普及させるべき語としている。例として「MRI、ホスピス、セカンドオピニオン」など。
類型4は「誤解や混乱の回避」が必要な語であり、一般に知られている語だが、誤解を招きやすく混乱があるとされているもの。例えば「貧血、糖尿病、ショック」など。
類型5は、「不安や恐怖」を与えるイメージが強く、患者などの心理的負担を軽減するような表現が求められる語。例として「腫瘍、悪性腫瘍、がん」などが挙げられた。
こうしたカテゴリ分けについて、「類型2と3は区別が難しいのでまとめるべきではないか」「『緩和ケア』『ターミナルケア」などの語も類型3に入っているが、心理的な側面に着眼すると類型5が妥当ではないか」という意見もあったほか、「原案には挙がっていないが、産科・婦人科、泌尿器科などの語には患者が口にしにくい語、使用する際に配慮が必要な語が多く、『心理的抵抗がある』というカテゴリーの中でまとめて言及すべき」などの指摘もあった。
病院の言葉をわかりやすくする提案 ホームページ
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同研究所は、医療や介護の現場で使われている一般には意味がわかりにくい言葉を100語選定し、それについて言い換えや意味を解説するための指針をまとめるとしており、100語の中には「ケアプラン」「介護老人保健施設」「緩和ケア」「QOL(クオリティーオブライフ)」「グループホーム」といった語も含まれている。
第5回実務委員会では提案に取り上げる語彙の類型を、5つのパターンにまとめることについて、各類型に属する語を検討しながら討議した。
類型1は「分かりやすい言い換え」を必要とする語とし、一般に知られていない語であり意味・概念が理解されていないため、日常語を使って言い換えたり説明を付けたりすべきとされる語。例えば「浸潤、うっ血、耐性」など。
類型2は「正しい理解のための工夫」が必要な語で、一般に知られ、人口に膾炙している語であるが、必ずしも正しい意味・概念が理解されていないもの。例えば「炎症、黄だん、ウイルス」など。
類型3は「重要語」として普及が求められるもので、現在は一般に知られていないが、今後は普及させるべき語としている。例として「MRI、ホスピス、セカンドオピニオン」など。
類型4は「誤解や混乱の回避」が必要な語であり、一般に知られている語だが、誤解を招きやすく混乱があるとされているもの。例えば「貧血、糖尿病、ショック」など。
類型5は、「不安や恐怖」を与えるイメージが強く、患者などの心理的負担を軽減するような表現が求められる語。例として「腫瘍、悪性腫瘍、がん」などが挙げられた。
こうしたカテゴリ分けについて、「類型2と3は区別が難しいのでまとめるべきではないか」「『緩和ケア』『ターミナルケア」などの語も類型3に入っているが、心理的な側面に着眼すると類型5が妥当ではないか」という意見もあったほか、「原案には挙がっていないが、産科・婦人科、泌尿器科などの語には患者が口にしにくい語、使用する際に配慮が必要な語が多く、『心理的抵抗がある』というカテゴリーの中でまとめて言及すべき」などの指摘もあった。
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