業界ニュース : 「認知症のタイプ別特徴と対応策をケアプランに」――認知症セミナー2
9月10日、神奈川県で開催されたセミナー「認知症のケア―介護からの見方とアプローチ方法―」では、34年間の介護職経験を持つ三好春樹氏の講演が行われた。三好氏の軽妙な語り口に会場では何度も爆笑が起こり、参加者は長時間を忘れて聴き入っていた。

三好氏は、認知症をタイプ別に分類した国際医療福祉大学大学院教授、竹内孝仁氏の介護基礎学に照らして、主な認知症症状を説明し、それぞれの特徴に合わせたケアプランの立案を提唱した。
認知症の人がどのタイプにあてはまるのか、知能の低下による行動か異常行動なのか、デイサービスでの問題とされる行動は、見知らぬ人が集まる場所への不適応症状ではないのか、脱水や便秘など身体的症状はないかなど、ケアマネジャーがアセスメントからケアプラン作成、ケア実践にいたるまで様々な視点が必要になる。困難な状況を的確に分析、検討することにより、必要なのは環境の整備なのか、人的ケアなのかなど対応策も違ってくるという。
■認知症のタイプ別特徴と対応策
【葛藤型】
脳卒中の発作など一夜にして訪れる老化現象にとまどうケース。健康でありたいというセルフイメージと、ままならない身体状態との隔たりにイラつく。プライドが高い人や高学歴・高地位だった男性などに多く暴言・暴力行為が見られる。問題行動のきっかけの発見と解消、抑制がカギとなる。
【遊離型】
独身時代は親、結婚後は配偶者など、人のいいなりになりやすい。高齢期は子供のいいつけで施設へ入所する場合も。ボーッと過ごしたり、独り言を言うタイプ。現実への立ち戻りのきっかけを発見し、何か役割を与える。
【回帰型】
過去の良い思い出にひたるタイプ。施設でも在宅でも自分の居場所を求めて徘徊するケース。説得したり、反論せずに過去からのトリップから戻ってくるまで付き合う。
三好氏は終盤に「分析というとすぐに医療や介護の専門職は医学的、科学的なことを連想し、効果を客観的にはかるエビデンス(根拠)を欲しがるが、認知症の人にとって見知らぬ人が突然質問をし続けるのは脅威に感じて当然。私達の仕事は人体を相手にするのではなく人生を相手にすること」と語った。
■関連記事
・「自分が自分でいられる場所を探しているだけ」――認知症ケアセミナー1
■取材協力
・かながわ福祉サービス振興会
■ケアマネおすすめ書籍
・認知症カテゴリ

三好氏は、認知症をタイプ別に分類した国際医療福祉大学大学院教授、竹内孝仁氏の介護基礎学に照らして、主な認知症症状を説明し、それぞれの特徴に合わせたケアプランの立案を提唱した。
認知症の人がどのタイプにあてはまるのか、知能の低下による行動か異常行動なのか、デイサービスでの問題とされる行動は、見知らぬ人が集まる場所への不適応症状ではないのか、脱水や便秘など身体的症状はないかなど、ケアマネジャーがアセスメントからケアプラン作成、ケア実践にいたるまで様々な視点が必要になる。困難な状況を的確に分析、検討することにより、必要なのは環境の整備なのか、人的ケアなのかなど対応策も違ってくるという。
■認知症のタイプ別特徴と対応策
【葛藤型】
脳卒中の発作など一夜にして訪れる老化現象にとまどうケース。健康でありたいというセルフイメージと、ままならない身体状態との隔たりにイラつく。プライドが高い人や高学歴・高地位だった男性などに多く暴言・暴力行為が見られる。問題行動のきっかけの発見と解消、抑制がカギとなる。
【遊離型】
独身時代は親、結婚後は配偶者など、人のいいなりになりやすい。高齢期は子供のいいつけで施設へ入所する場合も。ボーッと過ごしたり、独り言を言うタイプ。現実への立ち戻りのきっかけを発見し、何か役割を与える。
【回帰型】
過去の良い思い出にひたるタイプ。施設でも在宅でも自分の居場所を求めて徘徊するケース。説得したり、反論せずに過去からのトリップから戻ってくるまで付き合う。
三好氏は終盤に「分析というとすぐに医療や介護の専門職は医学的、科学的なことを連想し、効果を客観的にはかるエビデンス(根拠)を欲しがるが、認知症の人にとって見知らぬ人が突然質問をし続けるのは脅威に感じて当然。私達の仕事は人体を相手にするのではなく人生を相手にすること」と語った。
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