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業界ニュース : 1枚のシートで本人の思いに気づく――認知症ケアプラン研修レポ1
投稿者: cmo7 投稿日時: 2008-9-26 17:00:00 (12166 ヒット)
埼玉県介護支援専門員協会は9月20日、センター方式を用いて認知症の基礎から学ぶ「認知症ケアプラン研修」を開催し、33名のケアマネジャーらが参加した。認知症介護研究・研修東京センター地域推進委員の櫻井正子氏の講義中には、グループごとのディスカッションも行なわれた。



■センター方式とは
今回の認知症ケアプラン研修に使用したセンター方式とは、認知症介護研究・研修センターが開発したもので、16枚の書式シートで構成されている。

関係者全員が、
1.その人らしいあり方
2.その人にとっての安心・快
3.暮らしの中での心身の力の発揮
4.その人にとての安全・健やかさ
5.なじみの暮らしの継続
という5つの共通の視点を持ち、利用者本位の支援を行っていくために、AからD領域に情報を区切り、16枚からなるシートに記入することで過去から現在までの情報を伝達・蓄積し、スタッフ間で共有しやすくなる。

【5領域の内容とコアとなるシート名】
●A:基本情報→利用者の基本情報や自立経過、通院や服薬など療養状況など。
シート名:「私の支援マッブシート」
●B:暮らしの情報→家族関係や利用者の生活史、習慣や好みなど。
シート名:「私の生活史シート」「私の暮らし方シート」
●C:心身の情報→心身両面の変化、状態の把握。
シート名:「私の姿と気持ちシート」
●D:焦点情報→本人がどこまでできる能力があるかを関係者が複数でチェック。生活リズムを日、週間のパターンで把握。
シート名:「私にできること・できないことシート」
「私にわかること・わからないことシート」
「24時間生活変化シート」
●E:まとめ→AからDの各シートを使用してケアプランを導く。各シートと同時進行で記入できる。
「24時間アセンスメントまとめシート(ケアプラン導入シート)」

センター方式の特徴は、認知症の初期から最期まで、在宅でも施設でも区別なく活用できる。また、既存のアセスメントツールと併用し、シートをミシン目で切り取って1枚だけでも使用できる。

櫻井氏は、シートの記入は面倒、全部記入しようと最初は張り切っていたが挫折したなどの声に、「ケアマネジャーが独りで全部記入するから負担が大きい。ヘルパー、家族、デイサービスやショートステイのスタッフなど、周りの関係者にシートをコピーして配り、記入してもらえばよい。一部だけ、気軽に使えるといったものでないと多忙なケアマネジャーには使えない」と話した。


◎認知症ケアプラン研修レポート2へ続く


■取材協力
埼玉県介護支援専門員協会
TEL:048-835-4343
認知症介護研究・研修東京センター ケアマネジメント推進室
TEL:03-3334-1150

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