厚生労働省は12日、特別養護老人ホームにおける医療的ケアに関する実態調査結果を公表した。調査期間は、08年9月〜10月。特別養護老人ホーム6,083施設に調査票を送付し、3,370施設(55.4%)から有効回答を得たという。調査結果の概要は以下のとおり。
■施設概要(1施設当たり)
・入所定員数……………69.3人(入所者数:68.2人)
・平均要介護度………………………………… 3.84
・医師常勤換算数……………………………… 0.23人
・看護師常勤換算数…………………………… 2.35人
・准看護師常勤換算数………………………… 2.37人
・介護福祉士常勤換算数………………………16.0人
・介護福祉士以外の介護職員常勤換算数……15.2人
■看護職員の体制について
●看護職員が勤務している時間帯別の施設数(3,323施設中)
※時間帯の半分以上を勤務している場合
・ 6:00〜 8:59……1,175施設(35.4%)
・ 9:00〜16:59……3,316施設(99.8%)
・17:00〜19:59……1,870施設(56.3%)
・20:00〜21:59…… 112施設( 3.4%)
・22:00〜 5:59…… 87施設( 2.6%)
●夜間の体制(3,327施設中)
必ず夜勤の看護職員がいる……55施設(1.7%)
必ず宿直の看護職員がいる……19施設(0.6%)
看護職員がいる時間といない時間がある…………187施設(5.6%)
看護職員が状態に応じて勤務することがある……359施設(10.8%)
オンコールで対応する……2,525施設(75.9%)
特に対応していない……… 127施設(3.8%)
そのほか…………………… 55施設(17%)
●実施頻度の高い医療的ケア(複数回答)
服薬管理(麻薬管理除く)………………………74.6%
経鼻経菅栄養および胃ろうによる栄養管理…… 9.9%
吸引………………………………………………… 5.3%
創傷処置…………………………………………… 4.6%
浣腸………………………………………………… 3.7%
摘便………………………………………………… 3.7%
なお、夜間(22:00〜5:59)に多く実施される処置は、服薬管理(麻薬管理除く)、胃ろうによる栄養管理、吸引(咽頭手前までの口腔内)(鼻腔)(咽頭より奥または気管切開)となっている。
吸引が必要な入所者のうち、「咽頭手前までの口腔内」の実施人数の割合は87%、「鼻腔」は51.8%、「咽頭より奥または気管切開」は31.1%。吸引の実施時間は、6〜8時、11〜12時、16〜18時と食事前の時間で増加傾向にあり、22:00〜5:59では全回数の2割を実施している。
経管栄養については、胃ろうによる栄養管理・経鼻経管栄養の実施回数は3回/日が最も多い(95%)。実施時間は、9:00〜16:59の日勤帯で70%以上となっている。20:00〜5:59の時間帯では、10%以下で実施頻度が低い。
厚生労働省