東京都は、3月26日、第4回スキルアップ・定着支援推進研修事業検討委員会を開催した。福祉人材の定着・確保のため区市町村が行なう研修事業の事業報告書案をとりまとめた。研修を実施した各モデル区市町村について、研修内容や実施後の効果の報告があった。
■地域コア(中核)人材育成研修介護職として高い専門性を持った専門職が、地域で中核的な役割を果たせるよう、人材を育成する。
●世田谷区「ケアマネジャー研修(リーダー養成研修)」■研修内容主任介護支援専門員として地域で他のケアマネジャーを支援する人材を養成することを目的に、世田谷区の委託を受け区福祉人材育成・研修センターが研修を主催。
あんしんすこやかセンター職員、主任ケアマネジャー有資格者などを対象に4月〜9月にかけて実施した。事例検討は全16時間におよび、受講者は10月と2009年1月のケアマネ現任研修において、実際の事例検討でスーパーバイザーを務めた。また、この研修は世田谷区のケアマネジャー研修として認定され、受講者の事業所名と修了者数を同研修センターのホームページ上で公表している。
■研修効果・リーダー研修では、事例の全体像を捉え課題をつかむことを多くの受講生が理解した。
・自己評価では、まだまだ指導には不十分という意見が目立ったが実際にはすべてのグループが事例のまとめを作成できた。リーダーを観察していたサブリーダーからの評価も高かった。
・現任研修受講生の評価では「リーダーの助言が適切だった。検討がうまくすすむよう配慮してくれた」との声がほとんどだった。また、リーダーのような知識を身につけたいとの意見もあり、受講生に対してスーパーバイザーの役割を果たした。
さらに全体講義をリーダーの一人が担当するなど、研修講師としても充分機能できるだけの知識を習得できた。
・リーダー間の交流とネットワーク構築ができ、それぞれ個人的に情報交換などを行っている。また自分たちはリーダーであるという意識も強くなり今後の勉強会などへの発展も期待できる。
●品川区「認知症ケア専門コース」受講対象者を「在宅・施設介護の全従事者」として多くの受講者を募ったため、当初は介護職として専門性に不安を持つ人が集ったが全13回におよぶ体系的・長期的な育成によって高い専門性が身についた。
●町田市「海外研修補助事業」福祉施設職員をスウェーデンなど福祉先進国へ派遣し、海外の先進的な実践を学ぶ。研修の成果を発表することで職員のスキルアップや意識高揚を図る。
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