ロボットスーツHAL(ROBOT SUIT HAL(R))の全身タイプがパワーアップされ、装着時の腕力は片腕で大人を楽に持ち上げられるようになった。
従来、限界だった片腕約40キロの腕力を強化することにより片腕約80キロ、両腕で約160キロに倍増。筑波大学発ベンチャー企業のCYBERDYNE株式会社が、NEDOの助成を受けて新たに試作したパワーアップ型は、5月19日に上海万博の日本館にも出展。世界に向けてお披露目され、今後は介護支援をはじめ工場などでの重作業支援、災害現場でのレスキュー活動支援など、幅広い分野へ適用することが期待されている。
またCYBERDYNE株式会社は、下肢に障害を持つ方や脚力が弱くなった高齢者の歩行をサポートする下肢タイプ『ロボットスーツHAL』の福祉用のレンタル販売を昨年より開始し、既に50台以上が全国の福祉施設や病院等に導入されている。
一方で、施設内での『HAL』の活用にとどまらず、将来の日常生活支援に向けた研究が既に始まっており、実運用フィールドでの結果を踏まえた運用マニュアルが作成される予定だ。
【上海万博に出展された『ロボットスーツHAL』 】

Prof. Sankai University of Tsukuba / CYBERDYNE Inc.
『ロボットスーツHAL』 の開発者、筑波大大学院の山海嘉之教授によると、筑波大学では、2014年度末までの研究費用として23億3,600万円に上る国からの支援を「健康長寿社会を支える最先端人支援技術研究プログラム」として受けることが決定している。プログラムが終了する2〜3年後、介護現場などでの実用化を目指し、研究開発が続けられる。
※『ROBOT SUIT』(ロボットスーツ)、『ROBOT SUIT HAL』(ロボットスーツHAL)、『HAL』(ハル)、
『Hybrid Assistive Limb』は、日本国または外国におけるCYBERDYNE(株)の登録商標。
■取材協力
・サイバーダイン■関連記事
・
筋力を増強するロボットスーツHAL、リース開始へ