支援経過記録は業務上不可欠だと分かってはいても、苦痛に感じているのではないでしょうか？

それは、そもそも法廷研修などでも、支援経過記録の書き方を学ぶ機会がないなど、根本的な問題があることはいうまでもありません。

たとえ、労力をかけて記録しても、どれだけ有効活用（ふりかえり、OJT、業務分析、地域ケア会議の資料など）ができているでしょうか？

医療分野（看護、リハビリテーション、治療などを含む）では、SOAPなど項目形式の記録法が普及・定着しており、効率的に記録され、かつ効果的に活用されています。

ところが、福祉分野（介護、保育、ケアマネジメント、ソーシャルワークなどを含む）では、標準的な記録法はありませんでした。

いわゆるダラダラ書きの叙述形式が一般的で、非効率で書きっぱなしとなっているのが現状ではないでしょうか？

そこで、効率的かつ効果的で、医療分野と福祉分野で共有できる記録法として生活支援記録法（F-SOAIP；エフソ・アイピー）が開発されています。

今般、中央法規出版より『医療・福祉の質が高まる 生活支援記録法[F-SOAIP]　多職種の実践を可視化する新しい経過記録』が刊行されたばかりです。

生活支援記録法（F-SOAIP）を独習できるような理論編・演習編とともに、実践例では44場面のうち、介護支援及び介護予防支援が8場面も紹介されています。

支援経過記録を効率化し、その分、業務の時間を利用者・家族との関わりに振り向けるとともに、ケアマネジャーの実践を可視化し、他職種や関係機関に対して、ケアマネジャーの専門性を示していくことに役立ててみませんか？

既に活用されている方、関心はあっも疑問もある方、いらっしゃませんか？