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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

ケース24:わがままで、注文が多過ぎる利用者…

2019/08/13 配信

相談者:30歳代女性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:60歳代女性。関節の病気の影響で要介護2、認知症はなし。排泄・食事はかろうじて自立。入浴は支援が必要。
利用者の夫:70歳代男性、加齢に伴う衰えから要支援1。買い物や炊事洗濯などを担当。妻の日常生活を主に支えている。
利用者の次男:40歳代男性、自立。日中は仕事で家にいない。週末は出かけることが多く、家にいるのは夜だけ。
◆サービス利用状況
福祉用具貸与(杖)、通所介護(週3回)

サービスに対し、何かと注文が多過ぎる利用者に悩まされています。

デイサービスを使うことそのものは嫌がりません。ただし、「自分を最初に送迎すること。レクリエーションが楽しいこと。利用者人数は20名以下で、できるだけ近いところ。そういうところじゃないと、ぜったいに行かない!」と、とても高いハードルを課してくるのです。

今のところ、条件を満たしてくれる事業所があるので、なんとかなっています。ただし、デイの方からも「道が混む年末などは、特別扱いの送迎を続けられるかどうか…」と言われています。

さらに困ったことに、最近、利用者の身体的な衰えが増してきています。また、金銭的にも余裕もない上、主介護者の夫も、要支援1の認定を受けるなど、現状のサービスだけで利用者の生活を支えるのは難しくなってきました。そこで、思い切って小規模多機能型居宅介護の利用を勧めてみたのですが、「ぜっったいに、行かない!」と言い張ります。

このまま、デイの方から「もうお引き受けすることはできません!」と言われてしまえば、夫への負担が一気に増します。下手をすると、夫婦共倒れになりかねません。アドバイスをお願いします。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

気に入ったデイサービスがあるのであれば、できる限り使い続けることだと思います。条件を満たさない場合でも使ってもらうよう、声を掛けなければならない時がくるかもしれませんが、その場合、ご主人や息子さんからも利用を勧めてもらうよう、根回ししておくのもよいかもしれません。さらに、そんな場合に備え、利用者が示す条件の中でも、特に譲れないものは何か、聞いておくのも有効ではないでしょうか。

小さなテクニックとしては、例えば「デイの方もぜひ、あなたに来てほしいとおっしゃっています。場が華やぐから」などとお伝えし、通いたい気持ちを高めてもらう工夫もあり得ます。

デイサービス以外では、できる範囲でホームヘルパーを付ける工夫もあり得るのではないでしょうか。

最後に、ご主人も支援が必要になった点をご本人に改めて丁寧に説明し、認識してもらう必要もあると思います。

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