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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

ケース25:自己管理がまったくできない利用者

2019/08/20 配信

相談者:50歳代男性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:70歳代男性、要介護2。歩行補助器を使えば外出可能。排泄は自立しているが、入浴は補助が必要。食事は自立しているが、調理はできない。独居で家族はいない。ペースメーカー使用、腎機能低下と高血圧、甲状腺機能異常もある。生活保護受給者。
◆サービス利用状況
福祉用具貸与(歩行補助器)、デイサービス(週3回)

いろいろな意味で自己管理できない利用者に悩まされています。

高血圧など、生活習慣病をいくつか抱えているのですが、食生活にはほとんど気を配らず、平気で塩辛いものを食い、晩酌をします。それどころか、服薬ですら自分勝手に中止するのです。せめて薬は飲み続けるようにいうと「ああぁ?!…めんどうくせぇ、残りはあんたが飲んでくれ!」などと言って、話を聞こうとしません。

ちなみにお金の管理も全くできません。欲しいと思うと歯止めが効かないようで、毎月のように近所の商店から掛け買いで、高い電化製品を購入してしまうのです。その結果、病院への交通費すらも工面できなくなる始末。そして、手元にお金が無くなると、近所の家に出向いては、小金をせびるように借りているようです。事実、近くの住民から「ケアマネさん、あの人、なんとかできないの?」と、お門違いの苦情まで言われることもあります。

お金のことはさておき、薬と食生活の管理がここまでずさんでは、いつか必ず深刻な事態を招きます。でも、私の話はほとんど聞いてくれません。一体、どうしたらいいでしょうか。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

まず、服薬管理と栄養管理については、訪問介護や訪問看護などを追加することで、多くの関係者が連携し、管理できる体制を整えるべきでしょう。

また、金銭管理については、行政の生活保護課や地域包括支援センターに連絡しましょう。

いずれにしても、1人で抱え込んではいけません。

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