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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

ケース27:「認知症」が改善したのに…家族の反対で自宅に帰れない!

2020/01/27 配信

相談者:40歳代女性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:80歳代男性。慢性硬膜下血種の影響で認知機能が低下し、要介護2。認知機能が低下していた時は食事・排泄・入浴のいずれも支援が必要だった。最近、手術で血種を除去したところ、認知機能が改善。認定の更新はしていないものの、生活は、ほぼ自立した状態に戻った。
利用者の息子:50歳代男性。利用者がグループホームに入るまでは同居していた。利用者の入居費などは息子とその妻でねん出している。
利用者の義理の娘:50歳代女性。息子の妻。
利用者の孫:10歳代男性。高校生。利用者の息子らと同居
◆サービス利用状況
グループホームに入居中

認知機能が改善し、ほぼ自立した状態に戻ったのに、家族の反対でグループホームに入居したままの利用者がいます。

利用者は一年ほど前に転んで頭を打った際、慢性硬膜下血種を発症したようです。その数カ月後から、物忘れや歩行障害、トイレの失敗などがひどくなり、要介護認定を受け、すぐにグループホームに入居しました。在宅で生活もできたと思うのですが、もともと、仲が悪かった息子やその妻の強い意向で、グループホームへの入居が決まりました。

最近、利用者は手術で慢性硬膜下血種を取り除きました。その結果、認知機能も改善し、排泄や入浴はもちろん、ほぼすべての生活を自分でこなせる状態まで戻りました。

今、利用者は自宅に戻りたがっています。しかし、息子やその妻が、いい顔をしないのです。「認知機能がまた悪くなったらどうする」「グループホームだから、なんとかなっているんでしょ?入居費は出せるけど、在宅介護は無理!」と、退居に反対するのです。

症状が改善している以上、本来は家に帰るべきと思うのですが、あまりに家族の反対が強いため、本当にそうすることが利用者にとっていいことなのか、悩んでいます。アドバイスをお願いします。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

グループホームは、要支援2以上で認知症の診断を受けた人だけが対象です。ですので、認定の更新で自立と判断されれば、家族の反対にかかわらず、退居することになります。この点は、本人や家族にもしっかり説明する必要があるでしょう。

それでも、家族の反対があまりに根強いのであれば、本人の希望も聞きながら、住宅型の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの利用の提案も検討しましょう。資金面で懸念がある場合は、ケアハウスなどの選択肢もあります。

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