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現場発!CMOライター

ケアマネのドタバタ!遠距離介護日記(4)
コロナ禍で入所も面会できず…支援を振り返る日々

2020/05/25 配信

親が認知症になったら、うまく介護できるかな―。ケアマネだって、所詮は人の子。将来の介護に不安を抱えている方も多いのでは?首都圏で暮らすCMOライター・みいみさんが、親の遠距離介護で得た気づきや視点を、ちょっぴりユーモラスにつづった社会派介護エッセーです。

「Oさん、入所決定だって?おめでとう!」
「そうなんです!やっと、ご家族の同意が取れてほっとしました~」

近頃、ケアマネ同士のこんなやり取りが耳に入ると、心がうずきます。「もしもし?入所後も利用者と家族の人生は続いていくんですけど?」と、思わず突っ込みたくなってしまいます。

実は1カ月ほど前から、父が入所中です(経緯は長くなるので、また別の機会に)。ただ、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、まだ家族の誰も面会できていません。記憶障害が強い父はきっと、家族を忘れてしまっていることでしょう。

せめて話だけでもしたいけれど、もし電話すれば、父を混乱させてしまい、施設に迷惑をかけてしまいます。「全く、家族が余計なことを!!(怒)」。今まで、現場で幾度となく目撃してきた苦情発生の場面が、脳裏にポップアップします。

帰省できず、電話することさえはばかっているうちに、時間だけが過ぎていきます。入所直前まで、東京の私の自宅で引き取ろうと動いたのですが、「もう高齢でいつ死ぬかわからない。死に目に会えないからダメ!」と、思考停止中の母に無下にされました。

入所が短期になるか長期になるかは、“気まぐれキーパーソン”の母の気持ち次第。このまま長期入所になれば、父は家族のことを忘れ、母を含め、私たちの心はやがて離れてしまう。そして最期まで、ほとんど交差することはないのでしょう。思い返すと、うちの家族は、父をハブとしてつながっていたのです。

家族とは?夫婦とは?そして、ケアマネの支援が終わった後の利用者の人生とは?「しばらくは、お前のこれまでの支援を振り返り、今後に生かしなさい」。そんな天の声が聞こえてくるような気がします。帰省できない日々は一体、いつまで続くのでしょうか…。

父の入所後、一人暮らしになった母について気がかりなのが、TVショッピングのやり過ぎと詐欺、不必要な契約に引っかからないかということ(幸い?実家で強盗、泥棒が取れるのは、裏の畑の不出来な大根ぐらいです)。近々、強引にでも、兄弟に詐欺防止のための電話機を設置してもらおうと考えています。

母は訪問介護の利用は拒否していますが、電車で1時間ほどの場所で暮らす兄弟の訪問が月1回、犬の保育園の送迎と牛乳・ヤクルトの宅配が週1回、新聞配達が毎日…と、見守りは結構充実しています。週1回ほど、近くの親戚が会いに行ってくれますし、警備会社の見守り機器のレンタル(月3000円くらい)も継続しているはず。

転倒したり、起き上がれなくなって脱水症状になったり、悪い方に考えると切りがないので、あとはケアマネさん、帰れない私の代わりにどうかよろしく!!そしてお互い、コロナに気持ちが負けないよう頑張りましょう!!

話は変わりますが、この1カ月の間に2回ほど、母とLINEのやり取りをしました。一言メッセージやスタンプ一つで済むので、いいですね。不機嫌やいら立ちが伝わってこないので安心ですし、少し耳が遠くなった母(私も若い時よりは聞こえづらいのでお互いさまですが…)とのコミュニケーションも楽です。

憎まれ口を送ってきても、“見事”なタイプミスやら片言になっていて、力が抜けます(笑)。こじれた親子のコミュニケーションには、ビデオ通話よりも文字(スタンプ)のやり取りの方が断然お勧めです。

登場人物

みいみ

みいみ(私)
50代、首都圏在住。リケジョ後、子育てに専念。シンママとなり、2003年から介護職。ケアマネ歴4年。

両親

両親
紫綬褒章同等の勲章を持つ父はプライド高め。アルツハイマーと脳血管型混合の認知症を抱える。認知症はないが、過干渉で面倒な性格の母。地方の過疎の町、“ダンジョン”だらけの古民家で二人暮らし。

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