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現場発!CMOライター

ケアマネのドタバタ!遠距離介護日記(5)
コロナ禍で憂う 地方のベッド不足

2020/06/18 配信

親が認知症になったら、うまく介護できるかな―。ケアマネだって、所詮は人の子。将来の介護に不安を抱えている方も多いのでは?首都圏で暮らすCMOライター・みいみさんが、親の遠距離介護で得た気づきや視点を、ちょっぴりユーモラスにつづった社会派介護エッセーです。

「新型コロナウイルスのせいで、首都圏のベッドが不足するかもしれない」―。

緊急事態宣言が出たばかりの頃、テレビのニュース番組で散々言われていましたよね。郷里の父母が入院したらどうなるんだろう?なんだか不安になり、ネットで検索してみたところ、ベッド数の将来予測のページにたどり着きました。

2014年に公表されているので、もしかしたら、研修などで何度か教えていただいたかもしれません。それを見ると、なんと、父母の暮らす地域は、周辺の県を含めて全く不足無し。高齢化がピークを迎える2040年でさえ、余剰があり過ぎて、逆に心配になるレベルなんだとか!そうか、過疎だからか…。

今でも、他県の人がうらやむほど医療資源が豊富で、整形外科はどこも送迎サービス付きと、まさに至れり尽くせりとのこと。父の通院に付き添った時も、あっという間に、最先端の薬と手術にアクセスできていると感じました。とにかく、医療機関の連携が非常に良いのです。そう言えば、農家をしている親戚のおばさんも、そんなことを話していたっけ。

数年前、父が白内障の手術を受けた際、別室のガラス越しで様子を見ました。その個人クリニックは、手術件数がとんでもなく多いのに、術前の説明が丁寧で、術後のフォローもとっても親身でした。自分が手術を受ける時は、そのクリニックにお世話になりたいと思ったほどです。

ところが、いろいろ調べてみると、実は…都道府県別の1人当たりの医療費でトップテンに入る県だったのです!言われてみると、長年飲酒の習慣があり、若い頃からの農作業で関節はボロボロ…。短い距離も車で移動し、生活習慣を見直す気がないような方から、健康おたく、薬マニア、接骨院好き、入院・手術ラブな方まで、石を投げれば(投げませんが)当たるほどよく見かけます(苦笑)。

翻って、わたしが暮らす首都圏は、2025年の段階でベッド不足になり、2040年には、全国の半数の県で大幅に不足する見通しなんだとか。20年後の子どもたちの未来を考えると、背筋が寒くなります。病院が、働き盛りの人の入院や手術を渋る時代がやって来るのでしょうか…。

話はがらりと変わりますが、先日、80代の母とLINEのビデオ通話をしました。母が一人暮らしになって2カ月余り。予想していた通り、生活のリズムが崩れ、急速に老け込んだようです。「早く帰省したい」と思う半面、感染者が多い首都圏から行くとなると、たとえ保菌者じゃなくても、地域の人にとっては脅威でしょうから、母が白い目で見られるようなことだけは避けたいですね。あれこれ思案する日々です。

登場人物

みいみ

みいみ(私)
50代、首都圏在住。リケジョ後、子育てに専念。シンママとなり、2003年から介護職。ケアマネ歴4年。

両親

両親
紫綬褒章同等の勲章を持つ父はプライド高め。アルツハイマーと脳血管型混合の認知症を抱える。認知症はないが、過干渉で面倒な性格の母。地方の過疎の町、“ダンジョン”だらけの古民家で二人暮らし。

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