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現場発!CMOライター

ケアマネのドタバタ!遠距離介護日記(6)
囲まれるサ責…コロナで温厚な職員もピリピリムード

2020/07/22 配信

親が認知症になったら、うまく介護できるかな―。ケアマネだって、所詮は人の子。将来の介護に不安を抱えている方も多いのでは?首都圏で暮らすCMOライター・みいみさんが、親の遠距離介護で得た気づきや視点を、ちょっぴりユーモラスにつづった社会派介護エッセーです。

先月、都道府県をまたぐ移動の自粛要請が解除され、これでやっと、実家のかわいいニャンコ、いえ、父母に会えるとほっとしたのも束の間。今月に入って、首都圏から他県への移動の自粛要請が再び出たかと思えば、この原稿を書いている今日(9日)は、都内で新たに224人が感染したというニュースが流れ、私の周りもこの話題で持ち切りでした。

PCR検査の数を一気に増やしたため、感染者の数も急増したとのことですが、感染拡大が収まると思った矢先の出来事だったので、みんな冷静ではいられない様子でした。別の事業所の管理者さんたちとの会話でも、利用者さんやご家族、他の事業所の職員さんが急に怒り出したり、つまらないことで八つ当たりしてみたりといった場面が、いつもより多かったようです。

知り合いの施設管理者は、「あの職員、本当に嫌です!介助の時にひざをつくなんて本当に汚い!掃除で手袋もしていないし!」と、いつもは穏やかな職員に食って掛かかられたんだとか。

「3月以降、手洗いや消毒などの衛生管理について何度も研修を開いて、お互いに注意し合っているうちに、急に矛先が私に変わっちゃって…」

あるサービス提供責任者は、「あの利用者さん、マスクもしないで毎日毎日、繁華街をさまよっている。お風呂も入らないし手も洗わない。本当に怖くて訪問したくありません。どうにかしてください!」と、数人の職員に囲まれたそうです。

「誰でもいいから言いたかったんでしょうね。私も今日は、モニタリング先のご家族が浮かない顔で、何度も深~いため息をするので滅入りました。別のご夫婦の利用者さんも、ご主人がいつもよりこだわりが強くなっているし、奥さんはピリピリしている。きっと皆さん、コロナ、コロナで気疲れしちゃったのね」

その気持ち、わかります。もし私が、首都圏の自宅で中重度の親を介護していたら、やっぱり、不安感でいっぱいになりますし、そんな利用者宅を訪問する専門職の方たちが抱える不安感や、細かい神経の使い様も痛いほどわかります。

症状が無い方が感染している現実を目の当たりにすると、本当に疑心暗鬼になりますよね。訪問者やご家族のみならず、利用者さん本人でさえ、いつ自分が感染して、家庭内にウイルスを持ち込んでしまうのかわからないのですから。

あるご家族は「スマホゲームみたいに、感染したらヤバい音楽が流れて、顔にタテ線が入るといいのに」と、ブラックジョークを飛ばしていました。ジョークのうちはいいんですけど、集団心理になると…怖いですね。

感染予防の徹底はもちろん重要ですが、それと同時に、少しずつ行動の自由度を高め、休息時間を十分に取ってストレスをためないようにすること、その大切さを改めて感じました。

もちろん、それぞれ事情があるので、簡単ではないかもしれませんが、時には優先度を変え、「○○しなければならない」という固定観念を捨てる。目をつぶれることはつぶって、今できていることを受け入れる。少し鷹揚(おうよう)に構えるよう、ご利用者やご家族、介護職の方にも勧めたいと思います。

登場人物

みいみ

みいみ(私)
50代、首都圏在住。リケジョ後、子育てに専念。シンママとなり、2003年から介護職。ケアマネ歴4年。

両親

両親
紫綬褒章同等の勲章を持つ父はプライド高め。アルツハイマーと脳血管型混合の認知症を抱える。認知症はないが、過干渉で面倒な性格の母。地方の過疎の町、“ダンジョン”だらけの古民家で二人暮らし。

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