知っておきたい高齢者の食事講座

講座2:ケアマネ実例インタビュ-


介護はいかに楽をするかが肝心。
介護食品は、手抜きではなく“工夫”

──はじめにご紹介いただいた老老介護の方は、週2~3回の利用ですよね。月に10個、金額にして2,000円程度とすると、経済的にはどうなんでしょうか。

ご本人ははじめ、「高いなぁ」とおっしゃっていました。
でも食材をいくつも買って、光熱水費や調理時間をかけてつくるより、無駄なく食べられるレトルト食品はかえって安上がりかもしれないと、最近では思われているようです。

──量はいかがですか。

一般のおかずと比べればやや少ないですが、だからこそ私は勧めやすいですね。余らせて捨てることに心を痛める人が多い年代なので、ちょうど食べきれる量がいいんです。

──余ったら、次の食事にとっておかないんですか。

とっておいても忘れちゃうんです。だから食べきれる量のほうが、気持ち的にもすっきり使えるようです。宅配弁当はそういう意味で便利ですよね。

──宅配弁当はちょうど1食分ですもんね。宅配弁当を勧める方、あるいはレトルト食品を勧める方とは、どんな方ですか。

食事の用意や洗い物が困難な方には、弁当をお勧めしています。レトルト食品は、器に移して食べるため、どうしても移す手間と洗い物が発生します。その点、宅配弁当は、ケースをそのまま返却してもOKなところがあるので。

──ご自分では食事まわりのことができない方には宅配弁当ということですね。

そうですね。反対に、手が動いたり、何でも自分でする意欲があったり、あるいはヘルパーさんにやってもらえる状況にある方々にはレトルト食品をお勧めしています。

──現在「やさしい献立」を召し上がっている方は、どこで購入されていますか。

近くに住む娘さんがインターネットで購入する場合もあれば、近くの大型スーパーやドラッグストアで購入されている場合もあります。購入に際しての不便はそれほど感じていないようです。

──最後に、レトルトの介護食品に対するご自身の考えを教えてください。

ご利用者のなかには、食べにくさを感じていても、それを認めたがらない方がいらっしゃいます。私は、その気持ちは尊重してあげたいと思います。でも一方で、ご家族に負担がのしかかるのもよくないと思います。

レトルトを使うのは、手抜きではなく“工夫”。そう考えれば、ご家族も少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。もしご本人に介護食品への抵抗感が強いのであれば、商品を見せたり、言ったりしなければいいのです。わざわざ伝える必要なんてありません。

私にとって介護食品は全くネガティブなものではありません。実際、とてもおいしいですし。 介護はいかに楽をするかだと思っています。楽をして、少しでも笑える時間を増やす。どうすれば楽しい時間を過ごせるかを考えられる余裕を持ってもらえたらいいんじゃないかと思っています。

―介護はいつまで続くかわからないですもんね。食事は毎日のことなので、“手抜きではない”と考えられるようになれば、心にも少しゆとりが生まれるのではないでしょうか。
ご家族はぜひ、ひとりで背負い込んだりせず、こういったレトルト食品なども活用しながら乗り切ってもらいたいですね。本日はどうもありがとうございました。

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