知っておきたい高齢者の食事講座

講座2:ケアマネ実例インタビュ-第2回


重度の方が在宅で暮らしていくには、
これが一番いい方法だと思う

──どれくらいの頻度で召し上がっているんですか?

毎日、朝・夕は「やさしい献立」、昼はパン粥などを召し上がってもらっています。ただ、それだけではカロリーが足りないので、主治医と相談して、エンシュアを利用したり、果物でジュースをつくったりして調節しています。
「やさしい献立」は、いろんな品目がセットになったものがインターネットで販売されているので、私が代わりに購入しています。

──購入も堀さんがされているんですね。訪問も毎日されていますし、きめ細かくケアされているんですね。
「やさしい献立」に対する、ご本人の反応はいかがですか。

本人も気に入っているようで、とても喜んでいます。
しかも、「やさしい献立」のおかげかわかりませんが、体重が適正水準に戻り、お通じもよくなりました。以前は自力排泄ができず、看護師でもある私が摘便をしていたんですが、その必要がなくなりました。4L、5Lサイズだったおむつも、今はLサイズかMサイズを使用しています。おむつカバーはいらなくなりました。

──それはすごい変化ですね。

栄養バランスがいいのか、水分がとれているのか、食事の形態がいいのか、何がよかったのかは正直わかりません。でも状態はかなり改善しました。精神状態も安定しています。麻痺があるせいでもともと食べ方はおかしかったんですが、痩せたおかげで食べ方もきれいになりました。

──食事の改善で、体調だけでなく精神状態もよくなるとは驚きました。「やさしい献立」が、たまたまその方の状態にぴったりマッチしたんでしょうね。

そうですね。

──「やさしい献立」の価格について、堀さんはどのようにお考えですか。

経済的だと思います。もしヘルパーさんに調理してもらおうとすると、現行の制度では自己負担になってしまいます。でも自己負担を増やして、柔らかい食事をつくってもらうくらいなら、介護食品を使ったほうが、コストははるかに抑えられるじゃないですか。ヘルパーさんにとっても、重度の方の味付けややわらかさは、なかなかコントロールしにくいと思いますし。
そう考えると、介護食品は決して高くないと思います。なにより利用者さんが喜んでいますしね。

──なるほど。どのみち自己負担になるのであれば、介護食品のほうがメリットが大きいということですね。

ええ。私は、利用できるものは利用すべきだと考えています。それによって時間があいたなら、その時間はケアにまわせばいい。重度の方が在宅で暮らしていくには、そのようなやり方がいいと思っています。

──ということは、重度の方でも、工夫しだいでは在宅でも暮らしていけるということなのでしょうか。

実際のところ、重度の方が在宅で暮らしていくのは本当に厳しいです。
でも、人とのコミュニケーションが苦手だったり、精神疾患があったりすると、施設のほうがよいとわかっていても、在宅を選ぶ方はいらっしゃいます。
だからこそわれわれがサポートしていかないといけない。とはいえ、どうしてもボランティア的にはなってしまいますけどね。

──お話しいただいた方も、堀さんが毎日見ていらっしゃるからこそ、おひとりでもなんとか暮らしていけるのでしょうね。

そうですね。
重度の方というのは、ちょっとした変化にも対応することが重要になってきます。私は看護師でもあるので、そのような目があると思っています。やはり重度の方の場合は、病気そのものを見ていかなければいけないですからね。

―なるほど。ご自身の専門性をいかして、重度の方の在宅での暮らしを支えていらっしゃるんですね。

お話をうかがって、重度の方の支援がいかに大変であるか、その一端を垣間見たような気がします。一方で、堀さんのようなケアマネさんがいるからこそ、在宅で暮らしが成り立つことがわかりました。貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

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