高齢者に多い疾患・症状編 VOL.1
高齢者に多い「片麻痺(かたまひ)」とは?症状や注意したいポイントを解説!
高齢者に多い疾患や症状について、ご利用者やご家族にわかりやすく説明できますか?日常動作や生活行為を快適にするヒントとあわせてご紹介いたします。
「片麻痺」ってどんな病気?特徴や治療法など
体の右半身、または左半身に麻痺の症状が出る病気です。特に脳梗塞の方に多く見られます。脳の血管の一部が詰まり、血液の流れが悪くなると、脳の細胞に酸素や栄養が行き届かなくなります。その結果、脳の細胞が死んでしまい、手足を思うように動かせなくなったり、うまく話せなくなったりします。
脳の神経は交差しているため、左脳に損傷がある場合は右半身、反対に右脳に損傷がある場合は左半身に麻痺の症状が出ます。言語に関係する左脳がダメージを受けると、言葉を話したり理解したりする機能も低下します。
他にも高齢者に多い疾患や症状について、解説しています。
ベテランケアマネYの「片麻痺」ここに注目!
片麻痺の方のケアプランを立てる際、まず段差の解消といった住宅改修を検討するケースが多くあります。ただ、賃貸アパートなどにお住まいの方は、改修が困難な場合もあるので、ご利用者のお体の状況などを考えて、福祉用具のレンタルを活用して、自立した日常生活を送ることにつなげる方法も検討してみてください。まずは福祉用具専門相談員に相談してみましょう。
片麻痺のご利用者に、こんなケースはありませんか!
脳梗塞の再発で再入院したご利用者が、退院してご自宅に戻りました。こんな時、皆さんは福祉用具の中身を見直していますか?再発に伴って、麻痺の状態が悪化している可能性があります。ご利用者本人が「使い慣れているので替えなくていい」とおっしゃるかもしれませんが、お体の状態と福祉用具の機能が合わなくなっていることも考えられます。そんな時は、福祉用具専門相談員がいるお店に足を運んでみるのも良いと思います。
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