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ちゃんとご飯、食べられていますか?「エンジョイクリミール」ちゃんとご飯、食べられていますか?「エンジョイクリミール」

ケアマネジャーインタビュー

最期まで"おいしい"を 、「エンジョイクリミールFiber」が支える食べる喜び

在宅の現場で16年以上のキャリアを持つケアマネジャーの鈴木さん。愛知県岡崎市で居宅介護支援事業所、デイサービス、ヘルパーステーションなどを運営する事業所に所属し、看護師としての経験も活かしながら利用者様と向き合っています。今回は「エンジョイクリミールFiber」の活用事例についてお話を伺いました。

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ケアマネジャーインタビュー 「エンジョイクリミールFiber+」
ケアマネジャー鈴木さん

飲み切れる量と満足感、衛生面でも安心

――鈴木さんはどのようにして「エンジョイクリミールFiber」を知りましたか。

病院に置いてあったパンフレットとケアマネジメント・オンラインの新製品情報で知りました。実際に使ったのは、看取りの方のケース。病院の管理栄養士さんから紹介された方でした。

――「エンジョイクリミールFiber」を使用するようになった決め手は何だったんですか。

まず、ご家族が評価したのは、そのおいしさです。そして、味以上に評価が高かったのは、125mlという量でした。他の製品は量が多く、残してしまうことがありました。でも、125mlなら、飲み切りやすい。ご本人も「栄養を摂った」「飲み切れた」という満足感を得られるし、ご家族も「頑張ったね」と言ってあげることができます。衛生面でも、量が多いと開封後の管理が気になりますよね。「エンジョイクリミールFiber」は、一度に飲み切ることができるサイズなので、その心配もありませんでした。

また、食物繊維が多く含まれていて、糖質の吸収に配慮している点は、ご本人の状況を考えてもぴったりだと思いました。

最期まで「おいしい 」を味わってほしくて

――「エンジョイクリミールFiber」を使用された看取りの方について、状況を教えていただけますか。

90代の女性で、心臓疾患と糖尿病があり、ペースメーカーを入れていました。施設に入所されたのですが、がんの転移が見つかり、ご家族の希望で自宅での療養を選択されました。ご家族が献身的に介護されていて、最期まで母らしく、きれいな姿でいてほしいという思いが強かったのですが、食事が摂れないことが一番の心配事でした。他にもがんによって排便も困難だったことから、なにか良い方法はないかと相談を受けていました。

最初、「エンジョイクリミールFiber」はストローで介助を受けながら飲まれていました。その後、徐々に吸う力や飲み込む力が弱くなったため、スポイトで口の中に注ぐなどの工夫をしました。最後には、スポイトを使っても飲み込んでもらえなくなったため、ガーゼに湿らせたり、スポンジブラシに浸したりして、その味だけでも楽しんでいただく形になりました。自宅に戻られてから亡くなるまで1週間という期間でしたが、特にいちご味がお気に入りで、毎日味わっていただけました。

ケアマネジャーインタビュー 「エンジョイクリミールFiber+」

朝の習慣づくりから、自然な排便コントロールまで

――他の方の活用例も教えていただけますか。

90代の軽度認知症の方がいらっしゃいます。同居されているパートナーやヘルパーの介助を受け、ある程度、自立した生活を送れていますが、朝起きるのが苦手という課題があります。

ただ、「エンジョイクリミールFiber」を飲むようになってからは、「朝の目覚めの1杯」という習慣が身に付ついているようです。軽度の認知症により、日時の感覚が曖昧になることがありましたが、この朝の習慣により生活リズムが整ってきました。また、これまで悩まされていた便秘の症状も、排便のリズムも良くなったとご本人も喜ばれています。「薬は癖になるから使いたくない」「合う人と合わない人がいる」と日ごろからおっしゃる方なので、自然な形で改善できて、とても嬉しそうでした。

独居・偏食・術後の方まで、食生活改善の新たな選択肢

――今後、どのような方への使用を考えていますか。

1日1~2食の方や、自炊をしない独居の方、アルコールばかりで栄養が偏っている方などにもおすすめしたいです。今、検討しているのは、60代で大腸がんの手術後、ストーマを造って自宅に戻られた方。栄養状態が悪く、TP(血清総たんぱく)も基準値を下回っている上、排便もコントロールする必要がある方です。この方にも「手軽に飲める」点を強調しつつ、おすすめしてみようかなと思っています。

ケアマネジャーインタビュー 「エンジョイクリミールFiber+」

運動の大事さの前に、栄養の大切さこそを考えたい

――鈴木さんが在宅の現場で感じる、栄養管理面での課題はありますか。

栄養が大切であることは誰もが知っていますが、運動ほどは注目されていないと感じます。運動も大事ですが、それを続けるためには、それなりの栄養摂取が必要なんです。また、ケアマネジャーをはじめとした介護の専門職が、栄養の相談をできる機会が限られているのも問題です。管理栄養士さんに相談したくても、窓口が限られていて時間もかかります。病院には管理栄養士さんがいますが、なかなか気軽に相談することもできません。 市町村に栄養指導をお願いしようにも、手続きや日程調整に時間がかかってしまいます。もっと気軽に専門家に相談できる環境があれば良いのですが…と思うことはあります。

その一方で、「エンジョイクリミールFiber」のような製品が増えてきたことで、在宅での食事や栄養面の選択肢が広がってきているのは良いことだと思います。特に高齢者は、薬の服用に抵抗がある方も多いので、食品という形で健康をサポートできるのは心理的なハードルも低いです。体重減少や食事内容に不安がある方、栄養補助飲料を選択する際に食物繊維量にも配慮したい方など、これからもさまざまな方に提案していきたいですね。

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