「がん治療を支える栄養ダイアリー」を活用しよう!~実践編~
栄養補助食品、とろみ調整食品、流動食などの製品展開で、食を通したQOL(quality of life)の向上に注力してきた森永乳業クリニコが、このたび「がん治療を支える栄養ダイアリー」を作成しました。ここでは、実際に記入する方法やコツ、活用方法などをご紹介します。
記入を継続するための工夫がたくさん!
本冊子は約1カ月分の「体調管理ダイアリー」を含んでおり、日常的に記録を続けることをお勧めしています。「毎日は大変!」と思われるかもしれませんが、記入方法はとても簡単。日付と体温、体重を書き込んだら、あとは〇を付けたり、記号を書いたりする部分がほとんどです。
例えば、「今日の気分」や「気になる症状」の欄は、基本的に該当するものを〇で囲むだけ。食事量についても「△=いつもの半分程度」「×=ほとんど食べられなかった」というように、シンプルな記号で表現できるようになっています。栄養補助食品やサプリメントを活用するがん患者さんも多いことから、製品名や摂取量を記録できる専用の欄も用意しています。
自己管理だけでなく診療の場でも役立つ
「体調管理ダイアリー」の記入を続けるコツは、あまり気負わず、気軽な気持ちで臨むことです。正確に記録することは素晴らしいですが、それが毎日の決まり事になると疲れてしまうこともあるでしょう。まずは手軽に書けそうな部分から始め、無理なく日常生活に組み込むことを意識してみてください。
記録が蓄積されていけば、自身の体調管理に役立つだけでなく、他者と情報共有する上でも便利です。例えば、受診の際に本冊子を持参すれば、医療従事者はいちから質問する必要がなくなるので、患者さんの栄養状態を把握しやすくなるでしょう。既に一般化している「お薬手帳」と同じように、本冊子も活用してみてはいかがでしょうか。
がん患者さんを支える心強い「サポーター」に
「がん治療を支える栄養ダイアリー」は、以下の専用フォームから無料でご請求いただけます(数冊まとめての入手も可能)。また、「体調管理ダイアリー」ページのみであればダウンロードできるため、プリントアウトしてすぐに記録を始めることもできます。
がん治療は長い闘いになることも多いため、一つでも多くの支えがあってほしいもの。「がん治療を支える栄養ダイアリー」が、がん患者さんやご家族にとって心強い「サポーター」になることを願っています。
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