イベント・キャンペーン顧客満足度向上と収入アップを
どう両立する?保険外サービス活用の
ポイントを学ぶウェビナー開催

介護を取り巻く環境が大きく変化する中、多様なニーズに応える手段として保険外サービスへの注目が高まっています。介護保険では補えない幅広いサービスが各地で展開されていますが、その活用は十分に広がっているとは言えない現状です。
こうした課題を背景に、2026年6月11日、株式会社リブドゥコーポレーションと株式会社日本ケアサプライにより「顧客満足度向上と収入アップにつながる保険外サービスとは」と題したウェビナーが開催されました。講師を務めたのは、Hirai.Care and.合同会社CEOの平井丈雄氏。保険外サービスが伸び悩む要因や、その導入を進めるための考え方について解説しました。
保険外サービスの導入を阻むものとは?
「保険外サービスは、収益を増やすためだけのものではありません。利用者さんやご家族の困り事が解決できれば顧客満足度の向上につながるし、『ありがとう』と言っていただけることで現場スタッフのやりがいも高まります。また、介護保険サービスによる収益は制度改定によって左右されるため、保険外サービスを組み合わせることは、事業運営の安定化という面でも意義があります」(平井氏)

平井氏は、保険外サービスの導入が進みにくい背景として、①ケアマネジャー、②利用者・家族、③保険外サービス事業者、④ケアスタッフの4者それぞれに、心理的ブロックや情報不足といった「ブレーキ」が存在することを指摘しました。
例えば、ケアマネジャーについては、「介護保険サービスの調整が役割」という自己意識が強いことに加え、「自費サービスを勧めるのは営業行為ではないか」といった心理的な抵抗感が保険外サービス活用の壁になっていると説明。このことに対して平井氏は、「ケアマネジャーの役割はサービスを販売することではなく、利用者や家族に選択肢を提示すること」とし、サービスを提案する際は機能や価格を伝えるだけでなく、その先にあるQOL向上や明るい未来をイメージしてもらうことが重要だと強調しました。
「利用者にもたらす価値」を考えることが重要
ウェビナー後半では、株式会社日本ケアサプライの中村康史氏より、フィッティング付きおむつ配送サービス「おむピタ」が紹介されました。同サービスは、おむつメーカーがお客様(利用者)一人ひとりに合ったおむつを選定し、実際にお試しいただきご納得いただいてからご購入いただくというサービスで、排泄物のモレやおむつの選び方・使い方に悩む方、おむつを買いに行くことが負担となっている方などから高い支持を得ています。
「おむピタの利点は『おむつを届けてくれる』だけではありません。漏れが減ることでシーツ交換や清掃などの負担軽減になるし、自分に合ったおむつが見つかることで利用者さんの自立支援も図れます。さらに、事業所にとっては『排泄ケアに強い事業所』として価値を高めることにもつながります」(中村氏)

質疑応答では、保険外サービスの価格設定についても話題に上り、平井氏は「市場価格も把握した上で、値段だけではなく『利用者のQOL向上につながる価値』という視点で考えることが大切」と回答しました。
講演後のアンケートでは9割以上の方が、「大変参考になった」「参考になった」と回答。参加者にとって有意義な学びの機会となったことがうかがえました。
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フィッティング付きおむつ配送サービス