モニター体験談おむつの重ね使いをやめたことで
漏れが解決!自信を取り戻し、
外出もできるように

排泄ケアのお悩みを解決する、フィッティング付きおむつ配送サービス「おむピタ」。その方の課題や背景に合わせておむつメーカーがおむつを選定・提案し、使い方などの情報と共にお届けするものです。モニターとして本サービスを体験したケアマネジャーに、実感できた「おむピタ」の魅力を語っていただきました。今回お話を伺うのは、広島県で活動するケアマネジャーのOさんです。

漏れへの不安から、重ね使いが当たり前だったー「おむピタ」で悩み解決へ

ケアマネジャー Oさん

私が担当している80代のTさんは、訪問看護を利用して週に2回点滴を受けていますが、その際の尿の横漏れに悩んでいました。漏れへの不安から、パッドを何枚も重ねたり、じゃばら状にして陰部に挟んだりと試行錯誤していましたが、なかなか改善できず、重ね使いによって肌荒れまで起こる悪循環に陥っていました。

ケアマネジャーもヘルパーも一緒に解決策を探していましたが、おむつの種類や特長には詳しくなかったので、なかなかよい方法が見つかりませんでした。そんなとき、おむつメーカーの支援が受けられる「おむピタ」モニターの存在を知り、この機会に専門家に相談してみようと応募しました。

「おむピタ」から提案されたおむつは、これまで使っていたものと同じLサイズでしたが、肌触りが柔らかく、またギャザーが細かいので、より体にフィットする印象を受けました。また、おむつの試供品と一緒に送られてきた「おむつ提案書」には、ヘルパーも知らなかったおむつの使い方がわかりやすく記載されており、Tさんやご家族も「勉強になった」とおっしゃっていました。

「おむつ提案書」で提案されたのは、おむつ1枚とパッド1枚のみの使用でした。これまでは、Lサイズのおむつに3〜4枚ほどパッドを重ねたり、じゃばらにしたりして使用していましたが、提案通りに重ね使いをせずパッド1枚で使用してみたところ、漏れを改善することができました。

これまで訪問介護スタッフやご家族は、Tさんに「パッドの重ね使いはやめたほうがいい」と伝えていましたが、ご本人は漏れへの不安からか重ね使いにこだわっており、なかなか聞きいれてもらえませんでした。しかし今回は、「おむつのプロ」からの提案ということで、重ね使いをやめることを受け入れてもらえました。やはり専門家からの提案の方が、利用者さんご本人にとっても受け入れやすいのだと改めて感じました。

また、重ね使いをやめて漏れなく過ごせるようになったことで、排泄の不安が軽減され、Tさんの気持ちも前向きになったようです。以前は「外出先で漏れたくない」と家に閉じこもりがちだったのですが、不安が解消されたことで再び外出できるようになりました。さらに、パッドを何枚も使用する必要がなくなったので、介護者の負担軽減やおむつにかかる費用の削減にもつながりました。

「おむピタ」がおむつの選び方や使い方を学べる貴重なきっかけに

おむつ選びについては、多くの利用者さんやご家族が限られた情報の中で行っているのが現状です。購入先は利用者さんによって異なりますが、自治体から支給されているものや、ドラッグストアや通販などを利用している方が多いです。ただ、多くの方が自分に適したおむつの選び方や当て方がわからず、排泄に関するさまざまなお悩みを抱えています。私が担当している利用者さんにも、一気に尿が多量に出て漏れてしまう方や、水様便が漏れてしまう方などがいて、対応に悩むことがあります。

排泄ケアに関しては、日頃から職場の同僚と情報交換をしながら試行錯誤していますが、メーカーの方に相談する機会がほとんどないので、おむつの当て方を相談したり、商品の種類を知ったりできるきっかけがあるとよいと感じています。「おむピタ」なら、利用者さんにさまざまな種類の商品があると知っていただけて、それぞれに合ったものを提案してもらえるので、理想的ではないでしょうか。

私自身も、「おむピタ」でいろいろな種類の試供品を試すことができて、大変勉強になりました。普段は訪問介護の責任者と相談して使用するおむつを決めているのですが、これまであまり種類を知らない状態で選んでいたことに気づきました。今回の体験は、今後おむつを選ぶ際にも役立つと感じています。

「おむピタ」は、利用者さんのお悩みを解決するだけではなく、ケアマネジャーにとってもさまざまなおむつの知識や情報を深められる、大変学びの多いサービスだと思います。