介護アンケート
※この記事は 2012年5月14日 に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
要介護者における各疾患の罹患状況
- 2012/05/14 09:00 配信
- 介護アンケート
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- 調査目的:要介護者における各疾患の罹患状況ならびに医療介護連携実態を把握するため
- 調査対象:介護支援専門員(ケアマネジャー)
- 調査手法:インターネット調査
- 調査期間:2012年4月12日~4月18日
- 有効回答数:477名(担当する要介護者数の合計:12,336名)
- 回答者属性
【年代】30歳以下:1.7%、31~40歳:23.5%、41~50歳:39.7%、50~60歳:28.9%、61歳以上:6.3%
【勤務先区分】在宅系:82.4%、施設系:10.7%、地域密着系:4.2%、その他:2.7%
【勤務先形態】株式会社:30.8%、有限会社:17.0%、社会福祉法人:21.0%、医療法人:19.1%、その他:12.1%
※調査対象疾患(50音順)
胃潰瘍・十二指腸潰瘍、過活動膀胱、癌、肝炎・肝硬変、関節リウマチ、気管支喘息、急性心不全、狭心症、高血圧症、骨粗鬆症、脂質異常症(高脂血症)、褥創、心筋梗塞、糖尿病、糖尿病性網膜症、認知症、脳卒中、パーキンソン病、肺炎、肺気腫、白内障、閉塞性動脈硬化症、変形性関節症、慢性腎症、慢性心不全、緑内障
多くのケアマネジャーさんが遭遇するご利用者様の罹患疾患は、認知症が最も高く90%を超えました。また、そのほかにも高血圧症、脳卒中、糖尿病は実に3/4以上のケアマネジャーさんが遭遇していることが明らかになりました。また、TOP10までの疾患はすべて過半数のケアマネジャーさんが遭遇していることもわかりました。

ケアマネジャー経験年数が5年以上か5年未満かで、各疾患への遭遇率には開きが見られました。全ての疾患において、経験年数5年以上のケアマネジャーさんは5年未満のケアマネジャーさんより多く各疾患に遭遇していました。特にTOP5では10%以上の開きがあり慢性腎症では16.8%の開きがありました。

ご利用者における患者さん数ベースでみると、認知症が最も高く次いで高血圧症でした。この2つの疾患はご利用者の1/3以上が罹患しているという結果となりました。 次いで、白内障、脳卒中、骨粗鬆症、変形性関節症、糖尿病もご利用者様の10%以上に見られる疾患ということがわかりました。

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