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介護アンケート

改正後、6割のケアマネが「利用者負担が増加」と回答

3年ぶりの報酬改正は、報酬単価のほかにも地域区分やサービス提供時間の変更など、ケアマネジャーにとっては利用者説明に大わらわの4~5月だったことでしょう。
今回は、この時期に実施したワンクリックアンケートから、利用者側の負担増や説明したときの反応、そして連携強化がうたわれている医療機関の、どこと連携をとっているかを聞きました。

結果は、多くのご利用者の自己負担額が上がり、それを「制度がかわったのなら受け入れるしかない」と、半ばあきらめモードで受け入れていることが明らかになりました。どんなに苦しさを訴えても、結局はサービスを利用しないと立ち行かない高齢者の生活が垣間見えるようです。経済的に苦しい胸の内やグチを聞くのも、ケアマネジャーの大切な役割かもしれません。

ワンクリックアンケートでは毎回、コメントをいただいた方の中から抽選で100ポイントをプレゼントしています。今回は3人の方がゲットしました! ポイントゲッターには印がついています。

今回の改定でご利用者の自己負担額に変化はあった?

「サービス内容を維持したため自己負担額は増えた」と回答した人は63%、「変わらない」が13%、「サービス内容を見直し自己負担額をこれまでとほぼ同じにした」は14%、「サービス内容を減らし、自己負担額も減らした」は4%、「その他」6%という結果でした。

予想どおり概ね6割のケアマネジャーが、「自己負担額が増えた」と回答しており、保険料も大幅に上がっているため、介護保険を利用している高齢者にとってはふんだりけったりの改正となったようです。

通所や訪問の提供時間の変更や地域区分変更で自己負担額が増えることになっても、その理由説明はケアマネジャーに一任なのでしょうか。これまでとサービスの量は変わらなくても、支払う金額が増える理由を、たとえば独居で認知障害がみられる高齢者に理解していただくのは、なかなかに骨が折れそうです。

サービス内容を維持したため自己負担額は増えた

利用者さんの負担が大きくなって在宅生活が難しくなっている。(兵庫県 40代 女性)

要介護度1、2の人は減り、3~5の人は若干上がりました。(埼玉県 40代 男性)

訪問介護のみ減りました、ほかは事業所が増やしたので、ケアマネとしては調整できない。(埼玉県 50代 女性)

訪問介護や通所系サービスからは事後報告ばかりで、結局増えている利用者様が殆どです。(特に通所系)(千葉県 30代 女性)

負担感の訴えが増えました。(茨城県 30代 女性)

背に腹は変えられないという利用者が多数です。(大阪府 30代 男性)

特定施設であるため、必然的にご利用者の自己負担額は増えてしまった。(愛知県 30代 女性)

通所の事業所が小規模換算になった。自己負担が増えたので長時間利用に対応できるようシフトを組んだが利用者がいない。(宮城県 30代 女性)

地域加算等で全体的に増えた。(兵庫県 40代 女性)

単価が上がり自費が発生する人も出た。(山形県 50代 男性)

生活45分で何ができるのでしょうか。ヘルパーさんも稼働時間が中途半端で困っています。ヘルパーを辞める人もいるのでは。(東京都 50代 男性)

制度は変わってもサービスは継続利用を希望される方が殆どです。通所介護7~9時間の料金や処遇改善加算も、納得されています。(山形県 50代 女性)

処遇改善加算分が利用者負担、増えたかな。(静岡県 30代 男性)

処遇改善加算の説明には骨が折れた。「あんたは、ケアマネやけん沢山もらっとろう、よかね!」住民には誤解が大きい。(福岡県 30代 女性)

支給限度額超えは処遇改善費が、実費って、どういうこと?(新潟県 40代 女性)

加算が増えたため。(兵庫県 40代 女性)

ほとんどの方が負担増。(茨城県 40代 女性)

デイサービスの利用時間延長を歓迎されることが多かった。(栃木県 40代 女性)

デイサービスの時間が7~9に変更になった利用者の負担が一番大きい。(神奈川県 50代 女性)

デイサービスにて増額されましたが、必要な支援であると確認、変わらない支援継続となっています。(大阪府 30代 女性)

サービス内容(時間)を維持するため、仕方ない。(熊本県 40代 男性)

変わらない

変わらないか、減ったくらい。単価が下がったもの!!(福岡県 40代 女性)

大きな変化はありませんでしたが、内容を検討する際に利用者間との調整に時間がかかりました。(島根県 30代 男性)

全体的には、ほぼ横ばい状態でした。(福岡県 30代 男性)

介護報酬の単価の見直しにより、掛け率が下がったので結果的に変わらないか少し減っている状態。(岡山県 30代 女性)

サービス内容を見直し自己負担額をこれまでとほぼ同じにした

増えた人もいますが、結果はほぼ同じです。(大阪府 30代 男性)

生活が45分になったことで、従来通りのサービス提供が難しい。(東京都 40代 男性)

利用者の方が自己規制して、時間短縮を希望したケースが多く、結果、自己負担額に変化はほとんどなかった。(京都府 50代 女性)

その他

予防の方に関して加算内容によっては負担額は増えた。(大阪府 40代 男性)

認知症対応型共同生活介護で介護度の重い方が多いので、自己負担がふえた利用者が多い。(大阪府 50代 女性)

同一建物内減算のため負担減となった。(山梨県 40代 女性)

金額云々ではなく、利用者ごとに必要なサービス内容をくんでいるので、増減どちらもありです。加算等も色々ありますし。(埼玉県 30代 女性)

改定に伴い、全担当者の見直しをしたが維持の方もあり、担当者の1/2弱は増え、1/3は影響なく、残りは減った。(静岡県 40代 女性)

介護度や利用しているサービスによって、負担額が増えた方、減った方、両方いた。(千葉県 30代 女性)

サービス内容を維持した。負担金額の変化は感じられない(というかそれが問題ではないことのほうが多い)。(茨城県 30代 男性)

サービスの時間区分で、負担が増えた人も減った人もいます。ただ、サービスそのものは何だかザツになりました。(埼玉県 40代 女性)

ケース・バイ・ケースで対応。(石川県 50代 女性)

4月中の実施を見越してサービス内容の見直しを検討中。自己負担増の対応となります。(鹿児島県 30代 男性)

改定内容について説明したときのご利用者の反応は?

「すんなり納得していただけた」と回答したケアマネジャーは41%、「料金負担が増えることに戸惑われていたが納得していただけた」と回答したケアマネジャーもほぼ同率の44%、そして「これ以上の負担増はきびしいといわれた」人が13%、「まだ説明していない」は2%という結果となりました。

先の質問で、6割のケアマネが「利用者負担が増えた」と回答していますが、今回は、なぜ増額(まれに減額もあり)になったのか、その理由を説明したときのコメントです。
経済的に問題のないご利用者はむしろ少数派で、多くの高齢者は十分とはいえない年金でやりくりしている人がほとんど。国民年金だったらなおさらです。

そして、介護を必要としていて、高額な介護保険料を支払いながら、さらに1割の自己負担…。医療費もまったくの無料というわけはなく、やりくりに苦心している高齢者の気持ちは、「納得」ではなく「あきらめ」だ、というコメントに集約されているような気がします。

すんなり納得していただけた

法改正に伴う料金改定等なので、特に問題はなかった。(埼玉県 30代 女性)

特に大きな変化がない方が多く、逆にDSの回数が増回できたり、限度額オーバーがなくなった方もおられる。(京都府 40代 女性)

想定していた以上にすんなりと納得された。(長野県 50代 男性)

説明文を添えて案内を行いましたが、問い合わせ等なく過ぎております。(福岡県 30代 男性)

国が決めたことだからしょうがないとおっしゃっていました。(東京都 50代 男性)

結局いくら高くなるの!というのがほとんどで、その金額に対してそんなもんかと言われることが多かった。(静岡県 30代 男性)

案外スムーズでしたが、理解しきれていないだけかも。請求後に何もなければいいのですが…。(千葉県 30代 女性)

デイサービスに時間延長で、送迎時間が早くなることに難色を示された。(山形県 40代 男性)

おそらく、よく理解できてないのだと思われ…。(徳島県 30代 男性)

GHは料金が減額となったので、すぐに納得してくださった。(神奈川県 50代 女性)

「しょうがないわね」とおっしゃっていました。(千葉県 50代 女性)

料金負担が増えることに戸惑われていたが納得していただけた

利用時間が増えることより、生活援助の時間短縮が納得いかない利用者が数名居た。(広島県 30代 男性)

法律が変わったんじゃ、仕方ない…と諦めモードだと思います。(茨城県 30代 女性)

納得と言うより、しかたがないと…。(青森県 40代 女性)

説明をすると「国が決めた事だから仕方がないよね」と言われます。(岡山県 30代 女性)

処遇改善加算の説明をするのに苦労しましたが、何とか理解してもらえました。(島根県 30代 男性)

仕方ないけど…、困った…といわれる方多かった。(石川県 50代 女性)

細かくてややこしくて、よくわからん。料金は納得しないと利用できんから仕方ない。と言われた人もいた。(愛知県 50代 女性)

国の政策が悪いのですと、説明すると、「ほんまやねぇ」とご理解を得られました。(大阪府 50代 女性)

介護職員処遇改善加算について、サービスによって差異があることをご理解いただくのには難しさを感じた。(北海道 50代 女性)

この設問は無理があります。納得ではなく諦め。(京都府 50代 男性)

お国の方針だからしょうがないと納得された方が多い。反対の意見を発信するすべを知らない高齢者が多いのもある。(福岡県 60代 女性)

あきらめ感が強い。(茨城県 40代 女性)

(1)仕方ないと諦め感 (2)助けて貰っているのでしょうがないと言って下さる方 (3)ちゃんと給料あがるといいねと励ましてくださる方。(神奈川県 40代 女性)

これ以上の負担増はきびしいといわれた

特に処遇改善加算を算定していない事業所の検索を依頼されたケースもいくつかありました。(大阪府 50代 男性)

施設入所する方向に変わりつつある。(兵庫県 40代 女性)

今のままと同じ時間、同じ料金にしてくれと言われた。(山形県 50代 男性)

厳しいとの苦情が多い。(兵庫県 40代 女性)

決まった収入の中からの負担増はしてほしくないと話されたが、サービスを利用しないと周りの生活が成り立たないので、仕方がない。(岐阜県 60代 女性)

苛立ちをぶつけられています。(兵庫県 40代 女性)

入退院時連携、病院の連絡先で最も多いのは?

「担当医師」と直接連絡をとっている人はわずか3%、ほとんどのケアマネジャーは「MSW(地域連携室・相談室など)」と連携をとっているようで、その割合はなんと86%、次いで「看護師長・看護師」が10%、「その他」1%という結果でした。

看護師でも話が通じない、医師なんて敷居が高すぎ……そんな現状を救うのは、やはりMSWでした。8割以上のケアマネジャーが「MSWと連携」しており、コメントを読むと、MSWのおかげでいかにスムーズに連携でき、助かっているかがうかがえます。医療機関も、病気を治療するだけでなく、患者さんの思いや退院後の生活にまで配慮しなくては生き残れない時代になろうとしています。そして当の医療職は福祉には暗く、医療保と介護の橋渡しをするのが、ケアマネジャーであり、MSWなのかもしれません。

しかし現実にはMSWを配置している病院ばかりではなく、しかも経営難の病院では、医療職ではないMSWはまっさきに人員整理の対象となるという話も聞いたことがあります。ご利用者が入院されるたび病院にも足を運ぶケアマネジャーもたいへんですが、MSWと良好な関係を築いているケアマネジャーは、幸運というべきでしょう。

MSW(地域連携室・相談室など)

MSWが居なくて看護師が対応する病院は大抵、対応が悪い。看護師は接遇やコミュニケーション能力に欠ける。(大阪府 30代 男性)

MSWが連絡しやすい。(茨城県 30代 女性)

MSWのいない病院で看護師長が対応されると業務優先で後回しにされてしまいがちです。(大阪府 40代 女性)

MSWを通した方が、スムーズに調整ができる。(熊本県 40代 男性)

MSW病院にいない際は担当の看護師さんです。(青森県 40代 女性)

ケアマネジャーの役割をよくわかってくれているMSWさんがいる病院とはとても連携がスムーズです。(大阪府 40代 女性)

しっかりされているMSWは助かります。この前要領のよくない新人にあたり困りましたが。(高知県 40代 女性)

ソーシャルさんや退院調整看護師さんへ連絡が多い。(福岡県 60代 女性)

医療相談室がない病院には、問い合わせるのを躊躇しちゃいます。(埼玉県 30代 女性)

顔の見える関係を築いています。(兵庫県 40代 女性)

専門性を持たない「なんちゃって」が多くて困りますが。(京都府 50代 男性)

相変わらず、病院の対応は、まちまちです。(大阪府 50代 女性)

直接医師と話したり、書類の依頼もできないのでほとんどMSWを通してお願いしていますが助かっています。(東京都 50代 女性)

入院時はあまりありませんが、退院時にはMSWと連絡を取り合うことが多かったです。(群馬県 40代 男性)

情報のやり取りは MSWさんが多いです。(兵庫県 40代 女性)

病院でも診療報酬改定により退院時は必ずケアマネを呼んでくれるようになりました。病院では「退院支援室」なる係を設置した模様。(山形県 50代 女性)

病院によっては、医師の指示がないと連携しないところもあります。居宅介護をスムースにいかせるためにも、医師の意識改革が必要。(東京都 50代 女性)

病院によってはMSWから直接医師に取次いで話をさせてくれる所もあります。(兵庫県 男性)

福祉専門職なので関わりやすい。(福岡県 40代 男性)

連携する為の部署だから、連携しやすい。(大阪府 40代 女性)

連携室がないところはかなり不便です。(奈良県 40代 女性)

連絡がとり易いから。医師・看護師さんは忙しいと思うから。(千葉県 50代 男性)

連絡窓口は間違いなくここです。(長野県 50代 男性)

看護師長・看護師

医師は連携できません。相手が忙しいか介護保険理解していないか。いつも連携室、看護師、事務長などが多いです。(茨城県 60代 女性)

先生も忙しく、たいてい病室で話しあいが多いです。(大阪府 40代 女性)

担当の先生はなかなかつかまらないし、連携についての理解はあまりない先生が多いと思う。(神奈川県 30代 男性)

入院先に飛び込む。早く帰ってほしいとベッドを握っている人は協力的!!(福岡県 30代 女性)

病院の規模にもよるが、MSWがいないところが多いので、連絡は師長、担当看護師。(愛知県 50代 女性)

本人に面会時に病棟看護師さんと連携をとっています。(岡山県 30代 女性)

その他

入院時は看護師、退院時はMSWが多く、医師はごく稀です。(茨城県 40代 女性)

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