医療基礎知識
※この記事は 2011年6月1日 に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
2011年4月、アルツハイマー型認知症(AD)治療薬としては日本で初めての経皮吸収型製剤である「イクセロンRパッチ」(一般名:リバスチグミン)の製造販売が承認されました。これにより、日本でも年内には、世界で標準的に使用されている4剤のAD治療薬の使用が可能になります。
イクセロンパッチの登場により日本のAD治療の何が変わるのかを、認知症専門医である東京医科大学老年病科教授の羽生春夫先生にお聞きし、2回に分けてお届けします。
提供:ノバルティス ファーマ株式会社
高齢化に伴う新たな課題「認知症」
厚生労働省の簡易生命表(平成21年)によると、2009年の日本人の平均寿命は、男性が79.59年、女性が86.44年【図1】。また、「高齢社会白書(平成22年版)」では、2055年には男性の平均寿命が83.67年、女性の平均寿命は90.34年となり、女性の平均寿命
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- 羽生春夫
- 1981年東京医科大学卒業後、老年病学教室に入局。老年病学、神経内科学、脳卒中学を専門とする。日本老年医学会専門医・指導医、日本神経学会 専門医・指導医、日本認知症学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医、日本内科学会認定医・ 指導医。
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