今さら聞けない基礎知識
※この記事は 2011年3月1日 に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
ケアマネジャーに役立つ資格「精神保健福祉士」
- 2011/03/01 09:00 配信
- 今さら聞けない基礎知識
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ケアマネジャーは複数の資格保有者が多く、 ある調査※によるともっとも多いのが、介護支援専門員+介護福祉士、次に介護支援専門員+看護師・準看護師、介護支援専門員+ホームヘルパー(1級・2級)、介護支援専門員+社会福祉士だといいます。
そこでケアマネジャーが、介護支援専門員以外に保有している資格や、スキルアップを図るため、取得を目指す資格について取りまとめ、紹介してきました。今回は、精神保健福祉士を紹介します。
資格の概要
精神障害者の社会復帰を援助する専門家
精神保健福祉士とは
精神保健福祉士とは、社会福祉士、介護福祉士と並ぶ「福祉系国家資格」の一つで、1997年に誕生した精神保健福祉領域におけるソーシャルワーカーの国家資格です。
もともとは、精神科ソーシャルワーカーという名称で、1950年代より精神科医療機関を中心に医療チームの一員として導入された経緯があります。現在は、社会福祉学を学問的基盤として、精神障害の医療を受けている人や、社会復帰施設などを利用している精神障害者などが抱える生活問題や社会問題の解決のための援助、社会参加に向けての支援活動を通して、その人らしいライフスタイルを築いていくのが主な役割です。
精神保健福祉士は、法律(精神保健福祉士法)により、他職種との連携を保つことが義務づけられています。精神障害者の権利擁護の視点に立って、主治医や看護師、作業療法士や臨床心理士などとのチーム医療を行います。また、病院外の機関との連携による援助活動を展開することもあります。
精神科ソーシャルワーカーであることから、PSW(Psychiatric Social Worker)とも呼ばれています。
受験資格
社会福祉士なら不足分の履修で受験資格獲得も
資格の種類
国家資格
資格の名称
精神保健福祉士
試験の受験資格
この資格を得るには「精神保健福祉士国家試験」に合格しなければなりません。ただし、だれでも受験できるわけではありません。国家試験が受験できるようになるためには、「大学で指定の科目を履修する」など、一定の条件を満たす必要があります。詳細は、以下。

資格の活用例
医療連携は必須。特養、老健など介護保険施設での就労も
精神障害者の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練、その他の援助を行っている。具体的には、以下のような施設での勤務が想定される。
- 医療機関(単科の精神科病院、総合病院の精神科、精神科診療所、医療機関併設のデイケアなど)
- 生活支援施設(精神障害者生活訓練施設、精神障害者授産施設、精神障害者福祉ホーム、精神障害者地域生活援助事業、精神障害者福祉工場、精神障害者共同作業所、精神障害者地域生活支援センター、精神障害者小規模作業所など)
- 福祉行政機関(精神保健福祉センター、保健所など)
- 司法施設(指定医療機関 矯正施設など)
- その他(精神科病院の高齢者病棟、老人病院、介護保険施設、職業安定所、障害者職業センター、都道府県立精神保健福祉センターに設置される精神医療審査会、市町村が行う障害者自立支援法下での障害程度区分認定審査会、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業、運営適正化委員会など)
合格率・登録者数
登録者は全国8.3万人
資格登録者
82,512人(2018年11月末現在)
参考:日本精神保健福祉士協会
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