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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

ケアマネは見た!

依存しきった息子をかばい続ける母

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

相談者:40代女性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:70歳代女性、要介護1。膝を痛めており、日常生活を送ることに困難あり。
利用者の息子:50歳代。統合失調症。日常生活は自立しているが、仕事には就かず、母親の年金頼みで生活。普段は自宅2階の自室に引きこもっている。
◆サービス利用状況
入浴の際の補助のための福祉用具や、移動のための杖などを借りている。

利用者さんに必要なサービスを付けられずに困っています。

問題は利用者さんの息子にあります。50歳代の男性ですが統合失調症で働くことができません。母の年金の管理をしているのはこの息子ですが、管理をしているというより使い込んでいるというのが本当のところで、毎月のように母親の年金で、よくわからないグッズやフィギュアを購入しています。

そんなことにお金が使われるものだから、母親の方に必要なサービスを付けることが難しいのです。私としては週に一回、入浴介助くらいは付けてあげたいのですが、母親も「私が生きているうちは好きにさせてあげたい。私は我慢すればいいから」などと息子をかばい続けているため、状況が良くなりません。

息子の年金の使い込みは収まる様子がありません。それどころか激しくなっている様子で、たまに会う私に対しても「金がない。もう少し母のサービスを減らすことはできないのか」などと言い始めています。

このままでは、今あるサービスすらも削られかねません。どうしたらいいのでしょうか。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

まずは、息子さんへの支援の確認が必要です。統合失調症と診断されているのなら、障害者年金で生活資金を補充できる可能性もありますし、自立支援に向けた障害福祉サービスを受けることもできるはず。治療の状況も確認する必要があるでしょう。

これらのことを確認する際の注意点は、息子さんがいないタイミングで、お母さんに聞くこと。そしてお母さんに対し、地域包括支援センターなどへの相談を勧めることです。なかなか相談しようとはしないでしょうが、「息子さんのためである」ということを強調し、説得してみましょう。

それでも相談しない場合は、地域包括支援センターに情報共有をし、今後の対応を検討しましょう。とにかく、自分ひとりで抱え込んではいけません。

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