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ケアマネは見た!ケアマネは見た!

ケアマネは見た!

家でゴロゴロしていたい利用者と疲れ切った介護者

「公正中立」「尊厳の保持」―。残念ながら、そんなキレイごとが通用しない現場はいくらでもあります。本企画では、ケアマネジャーが見た困難事例を通し、在宅の現場を直視。ケアマネや介護従事者とともに、今日を乗り切るための知恵を探ります。
※「ケアマネが見た」は、実例に基づいた困難事例を紹介し、現場経験が豊かなケアマネが解決に向けたアドバイスを送る企画です。

相談者:50歳代男性ケアマネ

◆担当している人と家族
利用者:70歳代女性、要介護3、認知症あり
利用者の夫:70歳代男性、持病もなく、認知症もない。妻の介護を主に担っている
利用者の長男:40歳代男性、独身。通勤時間が長い上、出張なども多く、母の介護にはほとんど関わることができない
◆サービス利用状況
デイサービス(週に1回)、入浴支援のための福祉用具貸与、移動支援のための福祉用具貸与

利用者は、週に1回程度デイサービスに行くだけであとは家で楽にしていたいと希望していますが、介護を担うご主人と長男さんは、家でゴロゴロしているくらいなら週に3回でもデイサービスに通ってほしいと考えています。介護を担うのはほとんどご主人なので、自分のレスパイトのためにも、サービス利用を勧めているようです。

最近は意見の食い違いが激しくなり、利用者とご主人が、毎日のように、激しい言葉で言い争っています。それも私が見ている前で…。

このままでは、虐待など思わぬ事態に発展しそうで安心できません。どうしたらよいでしょうか。アドバイスをお願いします。

ベテランケアマネジャーからのアドバイス

ゴロゴロされて何が困るのか。まずはその点を家族に聞く必要があります。家での介助の負担が重いのか。あるいは、言い争いが続いて精神的にきついのか。それともゴロゴロしていることを見ること自体がつらいのか―。

例えば、介助がつらいなら訪問介護を使うことで、ある程度は解消されるのではないでしょうか。ゴロゴロしていることが体に悪影響を及ぼすことが不安なら、訪問リハビリを使うこともできるでしょう。家事が大変なのであれば、配食サービスを使う選択肢もあります。

また、ご主人の苦労をねぎらう言葉をかけたり、ご主人が気分転換できる方法を一緒に考えたりすることも有効かもしれません。

それから利用者は、通っているデイサービスにあまり魅力を感じていないようです。デイの事業所は多種多様ですので、ある事業所が苦手であれば、別の事業所を提案してみることも有効かもしれません。

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