包括のケアマネが働き方改革をやってみた

※この記事は 2023年8月24日 に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

包括のフリーアドレス導入はありか?なしか?

皆さん、こんにちは!こばっちと申します。私は現在、地域包括支援センターでセンター長を任されています。趣味のスポーツを全力で楽しむため、ケアマネジャーも頑張っています。

今回から2回に分けて、ケアマネの働き方についてお話したいと思います。

導入は半ば思いつきだった

初回のテーマは、「地域包括支援センターの事務所でフリーアドレスはありなのか!?」です。

「ちょっと、そもそもフリーアドレスって何なの?」と思われた方も多いでしょう。

簡単に説明すると、スタッフの座席を固定せず、自由に席を決めて良い方式です。

「席を決めないなんて、毎日落ち着かないよ」「文房具とか書類とかどうするの?」。こんな不満や疑問が聞こえてきそうです。

そこで、当センターでフリーアドレスを選択した経緯、メリットとデメリット、私の事務所のスタッフの感想を伝えていこうと思います。

まず、なぜフリーアドレスの導入に至ったのか、その経緯についてお話します。

皆さんは、地域包括支援センターの事務所に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。スチール製のデスクが所狭しと置かれ、デスクには書類が山積みで圧迫感があり、なんだか入りにくい、そんなところでしょうか。

実は、私は片付けが苦手で、以前勤めていた事務所では、先輩や上司から「デスクが汚い!」とよく注意されていました。言われた後すぐに片付けるものの、しばらくすると元通りになるので、上司や先輩もあきれ顔でした。

そんな経験から、「強制的に片付けしなければならない環境になれば、嫌でも片付けをするようになるのでは?」という半ば思いつきで始めたのが、事務所でのフリーアドレス導入でした。当センターがコロナ禍の最中にオープンした新しい事務所だったこともあり、「他とは違った形態の事務所にしてみたい」という思いもありました。

半年以上経って…メリットとデメリット

導入から半年以上が経って感じたメリットは主に3つあります。

① 出勤時と退勤時のデスクがきれいになった
片付けを苦手としている私ですが、毎日座席が変わると、自分のデスク周りを片付けてから帰らざるを得ません。結果的に、退勤前に片付けの時間を確保できるよう、仕事のスケジュールを調整する習慣が身に付きました。ちなみに、デスク周りを片付けるための便利グッズはたくさんあります。

② スタッフ間の相性の問題が緩和された

人間には相性があります。席が固定されると、毎日、同じ人と隣り合うことになりますが、フリーアドレス方式では、ほぼ毎日のように周囲の景色が変わります。どんなに合わない人でも、短い間ならば、それほど気になりませんよね。集中したい時は、相談スペースや会議スペースで仕事をすることも可能ですし、他のスタッフの仕事のやり方を見る機会が増えるので、お互いの業務の効率化にもつながります。

③ 意見交換やOJTが活発になった

地域包括支援センターには、いわゆる「3職種」(保健師等、社会福祉士、主任ケアマネ)と計画作成担当のケアマネ等がいます。地域包括支援センターの中には、3職種と計画作成担当者とを分けて座らせるところもありますが、私の事務所ではそうしたことはしていないので、スタッフ間の意見交換やOJTが自然に行われるようになったと思います。

もちろん、物事には良し悪しがありますので、当然デメリットもあります。主に以下の3つが考えられます。

① 集中しにくい時がある

座席が固定されていて、あまり相性の良くないスタッフから離れていれば、隣り合わせになる心配はありませんが、フリーアドレス制では、どうしても定期的に席が隣り合わせになります。そうなった時は、少し集中しにくくなるかもしれません。ただ、これはメリットの②と裏表の関係にあるので、考え方次第だと思います。

② 同じデスクを好む人がいる

毎日デスクが変わることになじめない人は、いつも同じ席に座りがちです。その場合、「いつもと違う場所で仕事してみましょう」と声をかけて、席を変わってもらうことがあります。

③ 文房具や荷物の置き場所に困る

フリーアドレスは座席が決まっていないため、荷物の置き場所や文房具・備品の管理が難しいことがあります。メリットの①で触れた便利グッズ等を活用することで、おおよそ解消できます。

フリーアドレスは包括と相性抜群

最後に、導入後のスタッフの感想について触れておきます。スッタフからは、次のような声が上がりました。

  • 最初は戸惑ったけど、数カ月で慣れました
  • 毎日、自分の気分に合わせた場所で仕事ができる
  • 相談したいスタッフと隣り同士になることで、気軽に聞ける

など、概ね好感触でしたが、もちろん中には、「ちょっとなじめない…」と話すスタッフがいたのも事実です。それでも私は、「フリーアドレスは働き方改革としても、事務所の“見栄え改善策”としてもありです!」と申し上げておきます。

特に、地域包括支援センターのように多職種かつスタッフの人数が多い事業形態においては、フリーアドレスのような自由度が高い仕組みは相性が良いと思います。働き方改革の一つとして、採用を検討しても良いのではないでしょうか。

人は変化を嫌う傾向があるため、新しい働き方になじむまでには時間がかかりますが、環境を変えることで、仕事の能率が上がる可能性があることも事実です。ご興味があるようでしたら、ぜひ一度、試してみてください。

こばっち
比較的北の方に住む包括管理者。ケアマネ歴17年。綱渡り的なスポーツを愛する2児のパパ。

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