介護アンケート
ケアマネとリハ職-その間の微妙な意識の「壁」 「PT-OT-ST.NET」×CMO 共同調査
- 2025/09/01 09:00 配信
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連携は大切。それは十分に理解している。だけど現実は、どこかかみ合わない―。ケアマネジャーとリハビリ専門職の間には、そんな微妙な意識の「壁」が存在していることが、ケアマネジメント・オンラインと、リハビリ専門職のための専門サイト「PT-OT-ST.NET」の共同調査で浮き彫りとなりました。
ケアマネジメント・オンラインと「PT-OT-ST.NET」では、それぞれの会員に、ケアマネとリハビリ職の連携についてアンケートを実施。505人のケアマネと273人のリハビリ職から有効回答を得ました。(※)
ケアマネもリハ専門職も95%以上が「連携が重要」
ケアマネに「在宅におけるリハビリ(訪問・通所リハビリ)の重要性」を尋ねたところ「重要」(「とても重要」と「やや重要」の合計)が95.8%を占めました(グラフ1)。

同様にリハビリ職にケアマネとの連携の重要性を尋ねたところ、「重要」(「とても重要」と「やや重要」の合計)が98%に達しました(グラフ2)。

ケアマネもリハビリ職も、お互いとの連携の重要性は十分に認識していることを明示した結果といえるでしょう。
連携や質…最も多かったのは「どちらともいえない」
しかし、ケアマネに「リハビリの質が十分だと思うか」と尋ねた質問では、最も多かったのは「どちらともいえない」(42.6%)。「十分」(「十分」と「やや十分」の合計)は32.5%、「不十分」(「やや不十分」と「不十分」の合計)は24.1%となりました(グラフ3)。

また、リハビリ職に「居宅のケアマネとの連携がうまくいっていると思うか」と尋ねた質問で、最も多かったのは「どちらとも言えない」(44.3%)。「そう思う」は38.1%。「そう思わない」は17.8%でした(グラフ4)。

それでも、リハ職もケアマネも「連携の効果あり」は9割超
それでも、ケアマネは95%、リハビリ職では93.8%が、双方が連携することで何らかの効果が期待できると考えていました。
具体的な連携の効果について、ケアマネからは「利用者の身体状態が改善した」(68.9%)、「利用者の活動性が向上した」(59.4%)などを挙げる声が目立ちました。一方、リハビリ職からは「住宅環境の整備が進んだ」(66.3%)、「介護者・家族の介護負担が軽減された」(60.4%)などを挙げる意見が多く出ました。
ケアマネとリハビリ職の連携を強化するための具体策としては、双方から、デジタルツールを活用した連絡手段の改善が必要とする声が多く上がりました。
また、リハビリ職からは、双方が互いの専門性や役割をより深く洞察し、協力しあうことが必要とする趣旨の意見も数多く寄せられました。
ケアマネでは定期的なカンファレンスや会議など、対面でのコミュニケーションを増やすことで、共通の目標や課題を共有する必要性を指摘する意見が多く見られました。
※調査は2023年10月19日から11月14日にかけて実施しました。
■ PT-OT-ST.NETの掲載記事
【調査レポート】リハ職とケアマネの連携、現場の満足度は?~約850名の声から見えた課題と連携強化のヒント~
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