

“ケアマネ芸人”、ノン老いる小林の介護・言いたい放題
月1万円は多い?少ない?ケアマネの賃上げ問題の本質
- 2025/12/11 09:00 配信
- “ケアマネ芸人”、ノン老いる小林の介護・言いたい放題
- ノン老いる小林
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座右の銘は「幸生老道笑(こうせいろうどうしょう)」、幸せに生きる老いの道は笑いにあり。
どうも、“ケアマネ芸人”、ノン老いる小林です。
全国のケアマネジャーの皆さま、今日もお疲れさまです。
さて、例の「更新制度廃止」で私たちをぬか喜びさせた厚労省さん(ノン老いるはあえて“ぬか喜び省”と呼んでおります)がなんと、“現金小出し省”へと進化しました!
勘のいい方はお気づきのことでしょう。そうです、ケアマネへの処遇改善として半年間、月1万円を支給するという、あのニュースです。
この一報を耳にした瞬間、ノン老いるは思わず叫びましたよ。「チョロチョロ出しやがって!じじいの小便じゃねえんだよっ!ふざけるな!ケアマネをなめるなよっ!」 と。
というわけで、今回はケアマネの処遇改善について言いたい放題しちゃいます!
処遇改善は待ち望んでいた「光」
このニュースに対する反応は大きく3つに分かれたようです。
まず、「おっ、1万円もらえるの?」と素直に受け止めた方。2つ目は、「介護職は最大1万9千円なのに、ケアマネは1万円かよ…」と落胆した方。そしてノン老いるのような、“怒り心頭派”です。(えっ、ノン老いるだけ?)
処遇改善問題の本質は、ケアマネの仕事の大変さが“現金小出し省”に正しく認識されていなという点にあります。1万円か1万9千円かという、金額の多寡はあまり関係ありません。
ケアマネは長年、介護現場の司令塔として、介護保険制度の“番人”の役割を果たしてきました。
ケアプラン作成やモニタリング、多職種連携、ご家族との調整、給付管理、緊急時の対応、苦情処理などなど、どれも欠かせない業務でありながら、報酬はまるっとコミコミの一律…。他方、責任だけが“青天井”で積み上がっています。
現場のケアマネからは、「人が足りず、新規を断らざるを得ない」 「辞めるケアマネが後を絶たない」 「新人が長く続かない…」といった声が至るところで聞こえてきます。業務が多すぎること、責任が重すぎること、休めないこと、給与が上がらないことなど、構造的な問題がケアマネを苦しめているのです。
「孤独な調整官」として心身共に疲れ切ってしまい、ケアマネは文字通り、満身創痍です。
にもかかわらず…、にもかかわらずですよ、ケアマネはこれまで、処遇改善の土俵にすら上がることができなかったんですっ!
こうした過去がある中での今回の処遇改善です。これは、「ケアマネが土俵に上がれた」という点において、非常に大きな意味を持つと感じています。
正直、月1万円で生活が救われるケアマネはほとんどいないでしょう。それでも、“現金小出し省”がようやく、ケアマネの仕事を「処遇改善の対象」として評価したという事実は、金額以上に大きいものです。わずか半年間とはいえ、これは確かな一歩であり、われわれが長年待ち望んでいた「光」でもあります。
半年とは言わず、今後さらなる処遇改善に向けた議論が進むことを、ノン老いるは願っています。
算定要件という「ムチ」に要注意
一方で注意すべきなのは、これまで“ぬか喜び”を量産してきた厚労省、もとい“現金小出し省”が、ケアマネに処遇改善という「アメ」を与えた途端、要件という「ムチ」で縛り付け、結局、現場には負担しか残らない可能性があるということです。
加算を取れば取るほど仕事が増えるというその“手口”、本当にやめていただきたい!それは「改善」ではなく、「いじめ」ですからっ!
ケアマネは長年、利用者さんを支え、ご家族を支え、介護現場を支え、制度を支えてきました。国からは評価されず、称賛もされず…。それでもずっとずっと、支え続けてきたんです。
たまりにたまったケアマネの疲労は、お金で癒せるほど単純な話ではありません。金銭面の手当に加え、制度の改善も行われなければ、本当の意味で処遇改善にはならないんですっ!
現場のケアマネの声はようやく、国に届き始めてきました。次に必要なのは、「希望」を維持できる制度の改善です。これからはお金だけでなく、「働き続けられる環境への改善」を求めていくべきではないでしょうか。
ケアマネの処遇改善はまだ始まったばかり。戦いはこれからです。皆さま、ご一緒に戦いましょう!

- ノン老いる小林
- 1964年静岡市生まれ。大学卒業後、高校の英語教師として働いていたが、40歳という人生の節目を間近に控えた38歳の時、介護保険制度の創設を好機と捉えて転職。その後、介護施設を中心に経営支援などを行う。2013年にケアマネジャー、19年に主任ケアマネジャー取得。現在、静岡市内で居宅介護支援事業所「ケアプランはるな」を運営する株式会社はるな代表取締役。介護技能実習評価試験評価者のほか、セーフティマネジメントなど介護研修の講師も務めている。東京演芸協会理事。出演情報は同協会のホームページ。
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